AMDのモバイル向けCPU“Turion 64”への正式対応をうたったAOpen製マザーボード「vK8T800a-LF」が9月上旬にも発売予定だ。俺コンハウスでは、同じく9月上旬発売予定のLGA775対応マザーボード「i945Ga-PHS」とともに展示されている。
パッケージに記載された“Turion 64”のロゴ | AMDのモバイル向けCPU“Turion 64”への正式対応をうたったAOpen製マザーボード「vK8T800a-LF」 |
今年4月に登場したAMDのモバイル向けCPU“Turion 64”。現在秋葉原ではTDP35Wの“ML”シリーズ、25Wモデルの“MT”シリーズがいずれもバルクで販売されている。ただし、同じくモバイル向けCPUとして販売されているインテル“Pentium M”と異なり、対応マザーボードの少なさが購入の際のネックとなっており(実際に動作確認のとれているものは少なくないが、メーカー公認という製品は少ない)興味はあっても購入に踏み切れないというユーザーも少なくなかったはずだ。そんな中登場した今回の「vK8T800a-LF」は、パッケージにしっかりと“Turion 64”のロゴを確認することができた。
フォームファクタがATXとなる同製品が採用するチップセットは“K8T800”+“VT8237”。拡張スロットはAGP×1、PCI×4、DDR DIMM×3(DDR400/3GBまで)という構成で、8chサウンド(Realtek/ALC850)やギガビットイーサネット(Realtek/8110S)、IEEE1394(VIA/VT6306)、Serial ATA(VT8237)×2などをオンボードで搭載する。このほか、製品には専用CPUクーラーも同梱。もちろんSocket 754マザーなのでAthlon 64にも対応するが、この時期に発売されるということを考えれば“Turion 64”用マザーボードといっても過言ではないだろう。
もうひとつの「i945Ga-PHS」は“i945G”+“ICH7”を搭載するLGA775対応マザーボード。ブラケット部の端子にS-Videoを装備しHDTV出力に対応するのが特徴の製品だ。そのほか主な仕様は、拡張スロットがPCI Express x16×1、PCI Express x1×2、PCI×3、DDR DIMM×4(DDR2 667/4GBまで)。オンボードインターフェイスにはVGAやギガビットイーサネット(Realtek/8110SB)、8chサウンド、IEEE1394、Serial ATA II(Silicon Image/SIL3132 RAID対応)×2、Serial ATA II(ICH7)×4などを搭載する。なお、俺コンハウスでは両製品とも価格は未定となっている。
“i945G”+“ICH7”を搭載するLGA775対応マザーボード「i945Ga-PHS」 | ブラケット部の端子にS-Videoを装備しHDTV出力に対応するのが特徴。オンボードインターフェイスも豊富だ |