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キヤノン、部品再生率が最大89%の環境配慮型モノクロネットワーク複合機『iR3310F-R』など3機種を発売

2005年08月09日 18時39分更新

文● 編集部

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は9日、環境配慮型のネットワーク複合機“Refreshedシリーズ”の第1弾として、毎分33枚の出力が可能な『キヤノン iR3310F-R』『キヤノン iR3310FL-R』、毎分60枚の出力が可能な『キヤノン iR6010-R』の3機種を発売すると発表した。iR3310F-R/iR3310FL-Rを23日に発売し、iR6010-Rを10月5日に発売する。価格はオープン。

『キヤノン iR3310F-R』『キヤノン iR3310F-R』

“Refreshedシリーズ”は、独自の再生基準により製造される環境配慮型の製品で、使用済みの製品を回収/分解し、再生処理を施したうえで再利用しているのが特徴。部品の最利用率は重量比で最大89%で、再生しても基準に適合しない部品については分解/選別し、再度資源として利用しているという。また、外装部品に対しては“ブラスト洗浄”による独自の洗浄技術を採用したことで、より高品位なリユースが可能になったとしている。これらにより、製造段階の環境負荷もCO2排出量に換算して新品の部品で製造する場合に比較して80%以上削減したという。

『キヤノン iR3310F-R』は、コピーとファクシミリの機能を搭載したベースモデル。SoC(システムオンチップ)技術を採用した100万ゲートクラスのワンチップコントローラーシステム“iRコントローラ”を搭載しており、画像バスと命令バスを独立させたデュアルバス・アーキテクチャーにより複合機の各機能を同時並行処理することが可能という。また、記録動作時のみヒーターを急速に昇温する独自のオンデマンド定着技術の採用により消費電力を待機時5Wに低減し、スリープモードからの復帰時間も約6秒に短縮されている。コピー機能は読み取り解像度が600dpi×600dpiで、印刷解像度は1200dpi相当×600dpi。用紙サイズはA3まで対応しており、ファーストコピーはA4横で5.8秒。ファクス機能はスーパーG3に対応している。給紙は、標準(カセット)で550枚×4。マルチ手差しは55枚で連続給紙に対応。本体サイズは幅565×奥行き678×高さ769mm、重量は80kg。電源はAC100Vで、消費電力は1.35kW以下。

『キヤノン iR3310FL-R』は、『キヤノン iR3310F-R』の機能に、ネットワークプリンターとスキャナーの機能を追加した上位機種。プリンター機能は、解像度が2400dpi相当×600dpiのA3対応で、ページ記述言語は“LIPS IV”に対応。ファクス機能もネットワーク対応となっており、パソコンからネットワーク経由でファクスを送信することもできる。スキャン機能はA4横/300dpiで毎分46枚の処理が可能となっており、別売の文書管理ソフト『imageWARE Document Manager』を利用して紙文書と電子文書の情報共有や一元管理も行なえる。内蔵フォントは平成明朝体W3/平成角ゴシック体/丸ゴシック体と、欧文4書体13セット。インターフェースは、10/100BASE-TXとセントロニクス準拠。対応プロトコルは、TCP/IP、IPX/SPX、SMB、IPP、AppleTalk。対応OSは、Windows XP/2000/Me/98/NT 4.0、Mac OS X、Mac OS 8/8.5/8.5.1/8.6/9。スキャンドライバーはTWAIN対応で、Windowsでサポートされる。

『キヤノン iR6010-R』はコピー機能のみのモデルで、ネットワークプリンターとスキャナーの機能をオプションで追加できるのが特徴。本体サイズは幅643×奥行き743×高さ1136mm、重量は約210kg。電源はAC100Vで、消費電力は1.5kW以下。

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