墨集団 翔Shoとテクニカルライター納富廉邦氏主催による“iPod shuffle artcase発売記念展覧会”が5日から3日間、東京都内で開催されている。
“iPod shuffle artcase発売記念展覧会”は都内の中国茶のお店の一部スペースで開催されている |
同展覧会では書家である祥洲氏の作「山」「鳥」「回」を描いたiPodshuffleペーパーケースほか、Tシャツ、バード電子の製品、suonoのiPodケースなどが展示・販売中だ。
祥洲氏(左)と(株)バード電子の代表取締役 斉藤安則氏(右) |
「山」「鳥」「回」といったペーパーケース3点セットはすでに(株)バード電子のオンラインショップ“B-SHOP”で販売さているが、祥洲氏によると「日本国内というよりも海外に向けてというコンセプトで作った」もので、ヨーロッパ地域での販売も決定している。ほかにも22種類のアートワークがshuffle art caseとしてこちらのサイトで販売中(500円で1シート)。ユーザーはPDF形式の作品をダウンロードし好きな用紙(A4)にプリントアウトしてカッティングする。
「山」「鳥」「回」を描いたiPodshuffleペーパーケース『PCS-123』 | アップルへ敬意を表し“林檎”を書いた作品(非売品)も会場にあった | |
試作品も含め墨集団 翔Shoのメンバーが作った製品がズラリ | 作品の一部。カッティングして組み立てるとマッチ箱のような感じになる |
shuffle用Tシャツも手がけた。S、M、Lサイズがあり、3990円のところを会場では3000円で販売 |
ペーパーにこだわった理由について祥洲氏は
「手軽さというのが一番だし、基本的に墨が生きるのは紙。あまりツルっとしたイメージよりもざらっとしたマットの素材があっている(どんな紙を使うかはダウンロードした方の自由だが)。shuffleは気軽に使える機器なので、使っているうちに紙がヨレてきてもそれが味になってきて面白い」
と話す。氏は根っからのマックユーザーで、実際に自分で書いた作品をスキャニングし、テンプレートに貼り込むことなども自分でやってしまうという。以前はiPodのクリックホイールシールを手がけたことがあるが、今回のバード電子とのコラボレーションははじめてとなる。
「墨は煤から作るんですね。その時にいろんなつくり方をするので様々な表情が生まれるんです。今度はギターにもこの墨を使おうと思ってます」「最先端のものに古い書というものを合体させたい」などと語った。
バード電子の『コダックスピーカー』。オンラインでしか販売されていないもので、コダックのモノクロフィルムケースを利用しているのがユニーク。3990円のとこおろ3000円で販売 | 斉藤社長が「iPod shuffleのお墓」と笑いながら紹介するバード電子の『サイコロスピーカー ブラック』 | |
iPod用新製品のイタリアンバケッタレザーケース | suonoのiPodケース“tocca DUEシリーズ” |
iPod shuffle artcase発売記念展覧会は7日まで開催。詳細はバード電子のホームページを参照していただきたい。