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NEC、ユビキタスマイクロサーバー『UNIVERGE WNXサーバ』を発売

2005年08月04日 23時25分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は4日、手のひらサイズで重量が約180gのユビキタスマイクロサーバー『UNIVERGE WNXサーバ』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は25万7500円(税別)。出荷開始は9月下旬の予定。

『UNIVERGE WNXサーバ』
『UNIVERGE WNXサーバ』

『UNIVERGE WNXサーバ』は、機器や車両に組み込んだり、施設に設置したりするだけでなく、ウェアラブルコンピューターとして、小型カメラと接続することにより、映像/音声をオフィスや監視センターなどのパソコンや、外出先のFOMA/無線LANデュアル端末『N900iL』にリアルタイム配信したり蓄積したりできるのが特徴。本体サイズは幅96.4×奥行き50.7×高さ65.4mm(突起部を除く)で、バッテリーで約3時間の駆動が可能。画像フォーマットはJPEG(配信/蓄積)とMPEG-4(蓄積)に対応しており、解像度は最大640×480ドット(JPEG)、フレームレートは最大で毎秒15フレーム。オプションの容量が1GBの記録カード(CF)『WNX100-M1』には約20時間の映像を蓄積できる(標準:320×240ドット、毎秒1フレーム、音声なしの場合)。ウェブサーバーを内蔵しており、最大同時アクセス数は10ユーザー。OSにはNetBSDが採用されている。

インターフェースは、100BASE-TX、ビデオ入力(BNC)、オーディオ入力(ミニジャック)、オーディオ出力(ミニジャック)、コンソール(RS-232C)、シリアル(RS-232C)、接点入出力(無電圧接点)×各2、CFカードスロット×2を装備する。CFカードスロットには、無線LAN/FOMA/PHSなどのデータ通信カードも装着できる。

同社では、工事現場での状況把握やリアルタイム指示、踏み切りや河川などの遠隔監視、移動する車両からの映像配信などに利用できるとしており、主に自治体や企業での利用を見込んでいる。

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