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オムロンとフリービット、ワイヤレスカメラとセンサーを利用するホームセキュリティー製品“Xtyle”を発売

2005年08月04日 22時15分更新

文● 編集部

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オムロン(株)とフリービット(株)は4日、フリービットの仮想ネットワーク構築技術“Emotion Link(エモーションリンク)”とオムロンの無線通信技術“Sensing+(センシングプラス)”を利用し、携帯電話から住宅内に設置したセンサーにダイレクトにアクセスしてモニタリングやコントロールが行なえるコントローラーを共同開発したと発表した。

同コントローラーを採用した製品の第1弾として、ワイヤレスカメラとセンサーを組み合わせたセキュリティー製品“Xtyle(エクスタイル)”を12月に発売する。価格はオープン。

メインコトローラ ワイヤレスカメラ ワイヤレスセンサー
“メインコトローラ”“ワイヤレスカメラ”“ワイヤレスセンサー”

“Xtyle”は、ドアや窓に設置したセンサー“ワイヤレスセンサー”が、侵入(ドア開/窓開)を察知すると、音と光で威嚇し、同時に携帯電話に通知するシステムで、カメラ“ワイヤレスカメラ”を利用して住宅内の状況確認も行なえる。これまでは、住宅内のウェブカメラや防犯センサーなどを外出先から携帯電話でモニタリング/コントロールしようとすると、専用のインターネット回線の契約やルーター/ファイアーウォールの設定変更などの煩雑な手続きが必要だったが、Xtyleでは、Emotion Linkを利用することでインターネット上に仮想的なネットワークを構築して携帯電話と各種機器をダイレクトに接続するため、コントローラー“メインコトローラ”をLANに接続するだけで利用できるのが特徴。カメラとセンサーをフルワイヤレス化することで配線工事も不要にしたとしており、機器の接続はプラグ&プレイに対応している。オムロンのカーセキュリティー製品“カーモニ”との連動も可能という。

“メインコトローラ”は、400MHz帯(テレコンテレメーター)と2.4GHz帯(高度化小電力データ通信システム)を利用し、ネットワーク機能にはSensing+とEmotion Link:PPP1.1を利用する。インターフェースは10/100BASE-TX×2を備え、携帯電話のキャリアーはNTTドコモ/au/ボーダフォンに対応。本体サイズは幅182×奥行き86×高さ219mm、重量は約490g。電源はDC12Vで、消費電流は500mA。

“ワイヤレスカメラ”は、有効30万画素の撮像素子を搭載し、撮影距離は50cm~∞、画角は水平107度/垂直79度。ソフトによるパン/チルトに対応。周波数帯は400MHz帯と2.4GHz帯を利用する。電源は単2形電池×4本を利用し、6ヵ月使用できる(1日あたりの撮影枚数が20枚の場合)。本体サイズは幅100×奥行き101×高さ213mm、重量は約470g(電池込みで約750g)。なお、携帯電話でモニタリングする際の解像度は最大でQVGAとなる。“ワイヤレスセンサー”は警告/威嚇機能として音響(正面10cmで音圧110dB)と光(LED点滅)を搭載するのが特徴。400MHz帯を利用する。電源は単3形電池×2本で、6ヵ月使用できる(1日あたりの警戒時間が4時間、警報発生が10日間に1回の場合)。本体サイズは幅32×奥行き40×高さ190mm、重量は約130g(電池込みで約180g)。

“Xtyle”のラインアップは、メインコトローラ/ワイヤレスカメラ/ワイヤレスセンサー(2個)が含まれる『セキュリティパッケージ』(3S7A-SS10P)、メインコトローラ/ワイヤレスカメラのセット『カメラパッケージ』(3S7A-SS20P)、『メインコントローラ』(3S7A-SS10M)、『ワイヤレスカメラ』(3S7A-SS20C)、『ワイヤレスセンサー』(3S7A-SS30D)となる。

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