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日立製作所、LCOS方式の50インチ業務用リアプロジェクター『EX50-116CM』を発売

2005年08月03日 21時35分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所は3日、反射型液晶“LCOS(Liquid Crystal On Silicon)”方式の光学エンジンを搭載した業務用のリアプロジェクター『EX50-116CM』を発売すると発表した。出荷開始は9月15日。価格はオープン。

本体イメージ『EX50-116CM』(50インチ4面マルチスクリーン)

“LCOS(Liquid Crystal On Silicon)”方式の反射型液晶パネルは、シリコン基板上に光を反射するメタル層(反射電極)を形成し、その上に超高耐光性液晶パネルで挟んだ液晶が載っている構造のパネル。新製品では、画素と画素の幅(ピクセルライン)を狭くすることでドット感を目立たなくしたほか、動画の高速応答(16.7ミリ秒以下)に対応するために液晶層を薄型化し、画面のちらつきや残像を低減する高速ドライブ回路も搭載したという。また、光学エンジン内で、RGBの3色をダイクロイックミラーにより独立した3枚のパネルに切り分けており、これにより色純度が高く色再現性も高い映像を表示できるだけでなく、偏光板の交換が不要であるため、ランニングコストを従来の半分以下に抑えられるとしている。

色再現性 LCOSパネルの構造
LCOS広域色再現性LCOSパネル構造

『EX50-116CM』は、LCOS方式の0.7インチ反射型液晶パネル(1024×768ドット)×3枚を搭載し、1600×1200ドット(UXGA)の縮小表示にも対応した50インチのリアプロジェクター。光源は100W超高圧水銀ランプを利用し、ランプ切れ/寿命を感知したときに自動で予備ランプに交換する“高速ランプオートチェンジャ”を搭載している。輝度はノーマルモードで1000cd/m2、コントラスト比は1300:1。インターフェースは、アナログRGB(RGBHV:BNC×5、ミニD-Sub15ピン)、デジタル(DVI-D)に対応しており、水平同期周波数は15kHz~100kHz、垂直同期周波数は40Hz~120Hzをサポートする。本体サイズは幅1016×奥行き550×高さ1002mm、重量は59kg。消費電力は170W。

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