エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は29日、ケーブルテレビ(CATV)事業者けに放送周波数帯域を利用したTS-VODサービス“ケーブルテレビ事業者向けTS-VODサービス”の提供を8月1日に開始すると発表した。
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“ケーブルテレビ事業者向けTS-VODサービス”は、ケーブルテレビ用光/同軸(HFC)ネットワークと、加入者宅のデジタル放送視聴用STB(セットトップボックス)を利用して、加入者にVOD(ビデオオンデマンド)サービスを提供するプラットフォームサービス。既存のネットワークと放送周波数帯域を利用する“TS(Transport Stream)-VOD”方式を採用し、配信に必要な設備を同社が構築するため、CATV事業者の設備投資を拠点ビル内へのQAM変調装置の設置など最小限に抑えられるのが特徴。同社が構築するVOD設備を複数のCATV事業者で共用することでランニングソフトを抑えられ、コンテンツ管理/認証/視聴ログ管理なども同社が一元管理することで運用業務の負担も軽減できるという。
提供エリアは、要望に応じて順次全国に展開していく予定。料金は設備などの状況に応じて個別対応となる。