富士通(株)は27日、Pentium M 780を搭載可能なモバイルワークステーション『CELSIUS H230』、デスクトップ型ワークステーション『CELSIUS N440』『CELSIUS J340』の3機種の販売を同日付けで開始すると発表した。
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| 『CELSIUS H230』 |
『CELSIUS H230』は、モバイルインテル915PM Expressチップセットを採用し、2MBのL2キャッシュメモリーを内蔵したPentium M 780-2.26GHz/770-2.13GHzを搭載できるノート型のワークステーション。メモリーは512MB(PC2-3200準拠DDR2 SDRAM)、60GBのHDD(シリアルATA/150)、24倍速CD-ROMドライブ、グラフィックス機能はカナダのATIテクノロジーズ社のグラフィックスチップ『MOBILITY FireGL V5000』で、液晶ディスプレーは15インチUXGA(1600×1200ドット/1677万色表示)を搭載する。インターフェースは、10/100/1000BASE-T、V.92対応56kbpsモデム、USB 2.0×4、IEEE 1394(4ピン)、シリアル、パラレル、PS/2、アナログRGB出力、Sビデオ出力、赤外線(IrDA 1.1)、光デジタルオーディオ(丸型)などを装備し、拡張スロットはPCカード(Type I/II)、ExpressCard(Express/34または/54)、SDカードを搭載する。
セキュリティー機能が強化されており、TCG準拠のセキュリティーチップを標準で搭載するほか、起動時やスタンバイから復帰する際に利用できる“セキュリティボタン”(4個＋Enter)を搭載しており、80万通りの認証番号を利用できるという。本体のUSBや記録型光ドライブなどの接続を無効にできる『Portshutter(ポートシャッター) V1 rel.2』、廃棄/譲渡時にNATO規格準拠方式でデータを消去できる『ハードディスクデータ消去ツール』も標準で付属する。カスタムメイドで複数のID/パスワードが格納できる“スマートカード”も用意する。
本体サイズは幅333×奥行き285×高さ36.5mm(最薄部32.2mm)、重量は約3.2kg。キーボードは86キーで、ポインティングデバイスはフラットポイントとスクロールボタンが用意されている。ステレオスピーカーを内蔵。電源はリチウムイオンバッテリーまたはACアダプターを利用し、バッテリー駆動時間は約3時間(JEITA測定法1.0)。OSはWindows XP Professional SP2をプレインストールする。価格は34万円(税別)からで、出荷開始は8月中旬。
『CELSIUS N440』は、インテル955X Expressチップセットを採用し、Pentium D 840-3.20GHz、Pentium 4 670-3.80GHz/650-3.40GHz/630-3.0GHzを搭載できるデスクトップ型ワークステーションのミッドレンジモデル。メモリーは標準で512MB(PC2-5300準拠DDR2 SDRAM、ECC付き)、HDDは80GB(Ultra ATA/100、毎分7200回転)、48倍速CD-ROMドライブ、グラフィックス機能はATI RADEON X300 SE、セキュリティーチップを搭載する。インターフェースは、USB 2.0×6、IEEE 1394(6ピン)×2、シリアル、パラレル、10/100/1000BASE-T、PS/2×2などを装備し、拡張スロットは、PCI Express x16(空きなし)、PCI Express x1、PCI(32bit/33MHz)×4を搭載する。本体サイズは幅217×奥行き485×高さ430mm、重量は約16kg。OSはWindows XP Professional SP2をプレインストールし、109AキーボードとPS/2接続の3ボタンマウスが付属する。
『CELSIUS J340』は、955X Expressチップセットを採用し、Pentium 4 650/630を搭載できるコンパクトモデル。拡張スロットは、PCI Express x16(空きなし)、PCI Express x1(ハーフ:176mm)、PCI(Low Profile/ハーフ)を搭載し、本体サイズは幅99×奥行き367×高さ357mm、重量は約9.7kgとなる。
価格は、『CELSIUS N440』が17万8000円(税別)から、『CELSIUS J340』が15万1000円(税別)からで、出荷開始は8月下旬。
