26日、DFIのアカウントマネージャDouglas Tsai(ダグラス ツァイ)氏が来日し、ATIのマルチグラフィックスププロセッサプラットフォーム“CrossFire”の動作デモを、AKIBA自作SPACEで行なった。ダクラス氏によると「日本語版のWindowsで“CrossFire”を動作させるのはおそらく初めて」とのこと。
“CrossFire”のデモ機。写真手前のビデオカードが「RADEON X850 XT Platinum Edition」で、奥が「Radeon X850 CrossFire Edition」 |
デモ機は“COMPUTEX TAIPEI 2005”で展示していたものを日本に持ってきたもので、同社のマザーボード「LANPARTY UT RDX200-DR」に、Athlon 64 3200+、PC4800 DDR SDRAM 512MB×2、ATI製「Radeon X850 CrossFire Edition」と「RADEON X850 XT Platinum Edition」を組み合わせた構成。ただし、デモ機の不具合のため2枚のビデオカードがそれぞれPCI Express x16では動作せず、PCI Express x8での動作となった。ダグラス氏によると「現在、マザーボードのBIOSは開発中の段階。製品版のマザーボードではPCI Express x16で動作するようになるほか、メモリの電圧も4Vまで上げられるようになる」とのこと。デモ機での「3DMark 05」のスコアは“CrossFire”動作時で8827、“CrossFire”非動作時で5830。“CrossFire”により約51.4%性能がアップしたことになる。