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NEC/NECアクセステクニカ、国際標準IEEE 802.11a対応のUSBスティック型無線LANアダプター『Aterm WL54SU』を発売――ブロードバンドルーターとのセットモデルも発表

2005年08月23日 11時52分更新

文● 編集部 内田泰仁

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日本電気(株)とNECアクセステクニカ(株)は23日、IEEE 802.11a/b/gの3種類の無線LAN規格に対応したUSBスティック型無線LANアダプター『Aterm WL54SU』を9月上旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は8800円前後。

『Aterm WL54SU』

『Aterm WL54SU』は、5月16日に総務省が公布/施行した“電波法施行規則の一部を改正する省令”により対応可能となった世界無線通信会議により分配された国際標準の周波数帯/チャネルに対応した新しいIEEE 802.11a規格に準拠した無線LANアダプター。対応チャネルは、従来の“J52”(旧IEEE 802.11aのチャネル)と、国際標準の“W52”および“W53”。

従来モデルの『Aterm WL54TU』と同じく、2軸回転式(+90/+45/±0/-45/-90度の5段階に回転および折り曲げ可能)のUSBコネクター“くるくるコネクタ”を搭載するとともに、移動時などにUSBコネクター部分を保護するための“コネクタキャップ”やストラップ取り付け用の穴を装備し、モバイルでの使いやすさを考慮した製品となっているのが特徴。また、Atermシリーズの無線LAN機能付きブロードバンドルーターに搭載されているワンタッチ初期設定機能“らくらく無線スタート”にも対応する。

無線LANセキュリティー機能としては、WEP(64/128/152bit)、WPA-PSK(TKIP)、WPA-PSK(AES)、ESS-IDステルス、MACアドレスフィルタリングをサポートし、米アセロス・コミュニケーションズ社の無線LAN高速化機能“SuperA/G”にも対応する(電波到達距離延長機能“XR”は非対応)。また、付属の無線LAN管理ツール『サテライトマネージャ』がバージョンアップされ、電波送信出力の調整機能の追加や、チャネル状況表示画面のデザイン変更が行なわれている。

インターフェースはUSB 2.0、本体サイズは幅約31×奥行き121×高さ11mm(コネクター部含む、キャップ含まず)、重さは約0.03kg。電源はUSBバスパワー給電で、消費電力は最大約2.1W。対応OSはWindows 2000/XP。

『Aterm WR7850S ワイヤレスセット(SU)』『Aterm WR6650S ワイヤレスセット(SU)』

また両社は『Aterm WL54SU』の発売に併せて、7月発表の無線LAN対応ブロードバンドルーター『Aterm WR7850S』および『Aterm WR6650S』と『Aterm WL54SU』のセットモデル『Aterm WR7850S ワイヤレスセット(SU)』および『Aterm WR6650S ワイヤレスセット(SU)』を発売する。価格はいずれもオープンプライスで、予想実売価格は『Aterm WR7850S ワイヤレスセット(SU)』が1万9800円前後、『Aterm WR6650S ワイヤレスセット(SU)』が1万6800円前後。

なお、『Aterm WR7850S』『Aterm WR6650S』およびPCカード型無線LANアダプターとのセットモデルの8月下旬出荷分以降と、『Aterm WL54SU』とのセットモデルにおいて、ネットスター(株)のコンテンツフィルタリングソフト『グーイ』の90日間無料体験版を新たに同梱するという。無料期間終了後は、フル機能版にあたる『みんなでネット『グーイ』ファミリースタイル』が4700円で購入可能。

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