SiSのPentium 4用チップセット“SiS649”を搭載する初のマザーボード「649 Neo-V」がMSIから登場した。同GPUの発表は昨年8月に行なわれているが、約1年経ってようやく搭載製品が登場したことになる。
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発表は昨年8月に行われているが、約1年経ってようやく搭載製品が登場した |
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SiSのPentium 4用チップセット“SiS649”を搭載する初のマザーボード「649 Neo-V」 |
“SiS649”はFSB800MHz、シングルチャネルDDR 400/DDR2 533、PCI Express x16などをサポートするチップセット。上位モデルにあたる“SiS656”のシングルチャネル版ともいえる製品で、サポートするメモリ容量も2GB(“SiS656”は4GBまで)までとなる。もっとも“SiS656”を採用するマザーボードも、秋葉原ではLGA775とSocket 939が1枚のマザーボードで使用可能というECS製「PF88」がサンプルで登場したのみというのが現状だ。なお、組み合わされるSouth bridgeは“SiS965”または“SiS965L”となっている。
「649 Neo-V」はチップセットに“SiS649”+“SiS965L”を採用。ATXフォームファクタながら、サイズは30.5×18.5mmと細長い。拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI×3に加えてAGP対応カードが使用可能な“AGR”を搭載(対応カードについてはマニュアルおよびウェブサイトに記載)。メモリはDDR DIMM×2という構成だ。そのほか、オンボードインターフェイスは6chサウンド(AD1888)や10/100Base-Tイーサネット(Broadcom/AC131)、Serial ATA(SiS965L)×2など。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで9680円となっている。
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“SiS649”はFSB800MHz、シングルチャネルDDR 400/DDR2 533、PCI Express x16などをサポートするチップセット | | 組み合わされるSouth bridgeは“SiS965”または“SiS965L”となる |
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拡張スロットはPCI Express x16が1、PCI×3に加えてAGP対応カードが使用可能なAGRを搭載するユニークな仕様 | | オンボードインターフェイスはシンプル |
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