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NTTアイティ、PC環境ローミングソフト『シェアードPC』を発売

2005年07月21日 20時48分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ アイティ(株)は21日、クライアント環境をネットワーク経由でサーバーにバックアップして復元する“PC環境ローミングソフト”として『シェアードPC』を22日に発売すると発表した。価格は、標準構成(1サーバー/40クライアントライセンス)で120万円から(税別)。セットアップ費用は別途必要。

利用イメージ
『シェアードPC』の使用イメージ

『シェアードPC』は、ユーザーが自分のパソコンの環境をインターネットやLANを利用してサーバーにバックアップし、『シェアードPC』がインストールされたほかのパソコンで復元して同じ環境で利用できるのが特徴。シンクライアントと異なり、一般のパソコンを利用できるため負荷のかかるマルチメディアアプリケーションなどもスムーズに動作可能で、ユーザープロファイル(環境設定)だけでなく、Cドライブのあらゆるデータのバックアップ(ローミング)に対応しているという。

認証には暗号鍵(データ復号鍵)を格納したICカードを利用し(ID/パスワードによる認証もオプションで提供)、HTTPの通信データも暗号化され、クライアントパソコンは、次のユーザーが使用する前に自動的に初期状態に戻されるようになっている。

クライアントソフトはパソコン1台に1本ずつ必要で、サーバーの同時アクセス数は最大40台。クライアントパソコンは、Pentium 4-2.0GHz以上と512MB以上のメモリーを搭載し、100BASE-T以上とUSB(2ポート以上)を装備したPC/AT互換機。対応OSはWindows XP SP2。サーバーはPentium 4-2.0GHz以上、1~4GB以上のメモリー(同時利用者数による)、1000BAE-Tまたは100BASE-Tを搭載し、1クライアントあたり300MB以上(設計による)のHDD容量(RAID 5推奨)を持つ機種。対応OSはRed Hat Enterprise Linux ES3で、ApacheとPHPが必要。ICカードは、JICSAP準拠の接触型/非接触型を利用する。

同社では、学校のパソコン教室や、図書館/博物館/公民館などの公共施設、ホットスポット/ネットカフェ、複数の営業拠点を持つ企業などでの利用を想定しており、年間20本の販売を目標としているという。

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