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【ワイヤレスジャパン2005 Vol.9】FOMA『P901iS』のジャケット専用自動販売機、現わる

2005年07月14日 23時50分更新

文● 行正和義/編集部 伊藤咲子

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パナソニック モバイルコミュニケーションズのブース

パナソニック モバイルコミュニケーションズ(株)のブースは、6月に発売されたばかりのFOMA『P901iS』の紹介にスペースの多くを割いていた。



P901iS
カスタムジャケット専用自動販売機
カスタムジャケット専用自動販売機

P901iSは、“iモード FeliCa サービス”への対応や、miniSDメモリーカードを使ったオーディオプレーヤー機能などさまざまな特徴を持っているが、ブースで最も目を引いたのは交換可能な背面パネル“カスタムジャケット”関連の展示だ。P901iSはカスタムジャケットを採用する機種として、『P900i』(2004年2月発売)『P901i』(2005年2月発売)に続く3機種目になる(形状は3機種で異なり互換性はない)。

P901iS用のカスタムジャケットは、本体と同時にメーカー製の11種類が発売されたほか、関連会社のパナソニックテレコム(株)やサードパーティーからオリジナルのカスタムジャケットが多数発売されている。ブースでは、P901iS用のカスタムジャケットがズラリと並んだ自動販売機が存在感を放っていた。この自販機はFeliCaによる電子決済機能を持っており、デモンストレーション用のP901iSをかざすと全面がクリアーなカスタムジャケットがもらえる(持ち帰り可能。ただし数に限りあり)。

またP901iとP901iS向けには、“P-Jacket Creator”というMacromedia Flashによるウェブサービス(対応OSはWindows XP/Mac OS X)がメーカーによって提供されている。これは、あらかじめ用意された約10種類のテンプレートや自分で用意した素材を用いて、カスタムジャケットの型紙を作成するもの。できあがった型紙を印刷して全面がクリアーなカスタムジャケットと組み合わせれば、オリジナルのカスタムジャケットを作ることができる。

そのほか、P901iは背面液晶側に7個×7行のLEDランプを搭載し、ユーザーは専用のiアプリ『ドットクリエーター』を使ってLEDの点滅パターンを編集することが可能。カスタムジャケットやLEDランプといったカスタマイズの要素は、確かに面白そうだ。



P-Jacket Creator 背面のLEDの発光パターンもユーザーが編集できる
P-Jacket Creator背面のLEDの発光パターンもユーザーが編集できる
P901iS。カスタムジャケットの種類は非常に豊富。カスタムジャケットの型紙を自作することも可能。その上、背面のLEDの点滅パターンを編集して、待ち受けやメール着信などのアクションを演出できる

また、海外向け端末の展開も大きく取り上げ、主力モデルを並べていた。国内向けのモデルは、端末の高機能化に伴って厚さ25mm前後のものが多いが、写真で紹介する海外端末の『VS3』は厚さ17.6mm、『X800』は厚さ17.2mmと薄いのが印象的だ。

VS3 X800
GSM端末の『VS3』。デジタルカメラを内蔵し、国内向けモデルのカスタムジャケットにあたる“X-Changeable Cover”を採用。(株)セガのゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を内蔵しているSymbian OSを搭載する『X800』。こちらも、デジタルカメラ機能とX-Changeable Coverを採用する。また、Excelなどのファイルを表示する機能を持つ

携帯電話以外のデバイスやサービス系の展示としては、超小型の無線デバイスや車載通信装備といった機器があったが、一風変わっているのは『風かもめ』。これは、監視カメラと無線通信装置を内蔵し、風力/太陽光のみで動作するという装置だ。外部電源なしでも稼動する街頭監視カメラとして、すでに愛知万博などで使われているという。

風かもめ 風かもめ
風かもめ。太陽電池(屋根部)とサポニウス型風車によって蓄電し、下部にある監視カメラ(リモート制御可能)や無線通信装置を駆動する。カメラの下にある半球部には、蛍光灯も内蔵している

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