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【INTERVIEW】レノボ・ジャパン初のThinkPadそれは“タブレット”だった!──開発者に聞くThinkPad X41 Tabletの秘密

2005年07月19日 18時36分更新

文● インタビュー:編集部 佐久間康仁/小林久、月刊アスキー編集部 吉川大郎

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ThinkPad X41 Tablet
ThinkPad X41 Tablet

レノボ・ジャパン(株)は6日、かねてから製品化をアナウンスしていた新製品『ThinkPad X41 Tablet』(型番:1866-5GJ)の販売を開始した。これは、レノボ・ジャパンの発足後、初めて国内市場に投入される“ThinkPad”であり、OSにマイクロソフト(株)の『Windows XP Tablet PC Edition 2005』を搭載した最初の“ThinkPad”でもある。

ThinkPad X41 Tabletの特徴は、堅牢性や信頼性といった既存のThinkPadの魅力を何ひとつ損なわず、“タブレットの利便性を追加したノートマシン”という1点に絞り込めるだろう。実際、ノートパソコンとして使用していると、ThinkPad X41やThinkPad X31と変わらない操作性を持っており、普通に使っているとタブレットPCとは気づかれないかもしれない。

軽量なボディーも魅力のひとつだ。ほぼフラットな本体の薄さは29~32mm。重量は標準の8セルバッテリーを搭載した状態で1.88kg。ThinkPad X41と同じ4セルバッテリーを使用した場合は1.66kgとなる(X41は1.49kg)。ThinkPad X41 Tabletと同じ“コンバーチブル”タイプのタブレットPCでは、液晶パネルの回転機構に複雑な仕組みが必要になるため、2kgを超す製品も珍しくない。



ThinkPadの総本山“大和事業所”に集結した開発陣
ThinkPadの総本山“大和事業所”に集結した開発陣

日本アイ・ビー・エム(株)から移籍した、レノボ・ジャパンの開発者は同製品を「新機軸」と呼ぶ。製品のコンセプトは2年以上をかけて練られ、何十種類もの“活用ストーリー”を考え、その中で必要な機能や設計要件を細かに検討していったという。開発はベースモデルのThinkPad X41と並行して行なわれた。ThinkPad X41 Tabletはいかにして生まれたのか? その誕生にはどのようなチャレンジがあったのか? 開発者へのインタビューを通じて明らかになった同製品の秘密をお届けする。

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