このページの本文へ

三菱電機、ビジネス向けパソコン“apricot”のセキュリティー強化モデルを発売――“apricotCX C”など2機種6モデル

2005年06月30日 21時03分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

三菱電機(株)は30日、ビジネス用パソコン“三菱パーソナルコンピュータapricot(アプリコット)シリーズ”の新製品として、暗号ツール“EASYCRYPT(イージークリプト)”と暗号鍵を格納するセキュリティーチップ“TPM”などでセキュリティー機能を強化した新モデルを7月1日に発売すると発表した。ラインアップはデスクトップ(スリムタイプ)の“apricotCX Cシリーズ”3モデルとノート“apricotAL R4シリーズ”3モデル。価格は、apricotCX Cが11万1090円から、apricotAL R4が16万3800円から。

製品写真
左が“apricotAL R4シリーズ”、右が“apricotCX Cシリーズ”(液晶ディスプレーと指紋照合装置はオプション)

新モデルは、暗号アルゴリズム“MISTY(ミスティー)”をベースにしたファイル暗号/メール暗号ツール“EASYCRYPT”シリーズとWindows XP Professional SP2を採用することでセキュリティー機能を強化したのが特徴。TPMに対応したことで、暗号化したパソコンとユーザーでなければ復号が困難な暗号化が可能になったほか、FDDの書き込みやプリンターでの印刷を行なえないようにするI/Oロック機能、USBポートを利用できないようにするUSBロック機能(CX Cのみ)、HDDへの書き込みをパスワードで制御する機能も標準で搭載している。保証期間は1年間が無償(ピックアップサービス付き)。オフィスソフトや光ディスクドライブ、グラフィックスカード、メモリー、HDDは選択可能で、保守サービスも3年~5年を選択できる。

“apricotCX C”は、Pentium 4-3.40EGHzを搭載した『CX34VCZ-G』、Pentium 4-3EGHzの『CX30VCZ-G』、Celeron D 325-2.53GHzの『CX25XCZ-G』をラインアップする。メモリーは最大2GB、HDDは最大で80GB×2を搭載可能。インターフェースは、10/100/1000BASE-T、IEEE 1394(4ピン)、USB 2.0×4、PS/2×2、シリアル、パラレルなどを装備する。拡張スロットはPCI(ハーフ)×2、AGP(Low Profile)×1。本体サイズは幅88×奥行き326×高さ345mm、重量は約8.4kg。本体カラーは“フレッシュグラスシルバー/ミストホワイト”を採用。消費電力は約85W/最大192W(CX34VCZ-G)。PS/2接続の109キーボードとスクロールマウスが付属する。

“apricotAL R4”は、Pentium M 745-1.80GHzを搭載した『AL18FRF-U』、Pentium M 735-1.70GHzの『AL17FRF-U』、Celeron M 350-1.30GHzの『AL13MRF-U』をラインアップする。メモリーは最大1.25GB、HDDは最大80GBを搭載可能。液晶ディスプレーは15インチXGAで、グラフィックス機能はチップセット(MOBILITY RADEON 9100 IGP)内蔵のものを利用する。本体サイズは幅333×奥行き274.5×高さ36.3mm、重量は約3.4kg。電源はニッケル水素バッテリーで、約1.7時間(Pentium Mモデル)/約1時間(Celeron M)の駆動が可能(JEITA測定法1.0)。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン