nVIDIAが21日に米国で発表したばかりの新GPU“GeForce 7800 GTX”を搭載したPCI Express x16対応ビデオカードが早くもアキバに登場した。第1弾となったのはMSI製「NX7800GTX-VT2D256E」。さらに、明日から販売開始予定のGALAXY製「7800GTX/256M/HDTV/2DVI」の入荷もすでに複数ショップで確認されている。
 |
---|
“GeForce 7800 GTX”を搭載したMSI製「NX7800GTX-VT2D256E」 |
 |
---|
第1弾となったのはMSI。価格は6万円台となっている |
“GeForce 7800 GTX”は“GeForce 6”シリーズの後継モデルとなるnVIDIAの新GPUだ。新たにピクセルパイプライン数が“GeForce 6800 Ultra/GT”の16から24に(GeForce 6800は12)。バーテックスユニットが6から8へとアップされた。もちろんコア/メモリクロックも強化され、430MHz/1200MHzに。その他、nVIDIA SLIサポート、メモリインターフェイスは256bitのDDR3に対応する。
 |
|  |
---|
BLESS秋葉原本店ではさっそく動作させていた | | 気になるスピードは……「3DMark 05」のスコアは6554だった |
 |
|  |
---|
GPU温度をステータス表示ソフト「EVEREST Home Edition」 で計測したところ。アイドル時は54℃。3DCG描画時は67~75℃だった | | MSIのマニュアルにはメモリ512MBモデル「NX7800GTX-VT2D512E」という型番も確認できた |
本日発売となったMSI「NX7800GTX-VT2D256E」は、1スロット仕様の基板を採用する製品。冷却機構もそれほど大袈裟なものではなく、ヒートパイプを組み合わせたこのクラスでは比較的シンプルなものを採用している。世代を重ねるごとに発熱量も増していくと言われるGrForce系カードだけに意外な印象を受けるユーザーも多そうだが、SLI環境構築を前提に考えた場合にはいいかもしれない。なお、パッケージによると最低400Wの電源の使用を、nVIDIA SLI時には500W電源の使用を推奨している。
電源は6ピンPCI Express用を装備。インターフェイスはデュアルDVIにTV-in/Out(HDTV対応)で搭載メモリはDDR3 256MB。付属品にはDVI-VGA変換アダプター(2個)をはじめ、ケーブル類、「RIDDICK(英語版)」などのゲームソフトも付く。流通量は少量となっている。
 |
|  |
---|
インターフェイスはデュアルDVIにTV-in/Out(HDTV対応) | | 基板裏面の様子。ヒートシンクなどは装備せず、シンプルなデザインだ |
 |
|  |
---|
電源は6ピンPCI Express用を装備 | | 最低400Wの電源の使用を、nVIDIA SLI時には500W電源の使用を推奨している |
価格 |
ショップ |
MSI NX7800GTX-VT2D256E |
\66,118(日曜から販売) |
クレバリー1号店 |
\66,800(完売) |
高速電脳 |
\67,980(完売) |
ツクモパソコン本店II |
\67,980(完売) |
TSUKUMO eX. |
\68,800 |
T-ZONE.PC DIY SHOP |
\69,970(完売) |
フェイス |
\69,980 |
TWOTOP秋葉原本店 |
また、明日23日から発売されるGALAXY製「7800GTX/256M/HDTV/2DVI」も、外観は見分けが付かないほどMSI「NX7800GTX-VT2D256E」と同じ。インターフェイスがデュアルDVIでTV-in/Out(HDTV対応)。搭載メモリはDDR3 256MBというスペックも同じだ。このほか、今週はAlbatoron、Gigabyte、innoVISIONなどからも同GPU搭載カードが発売される予定となっている。
 |
|  |
---|
明日23日から発売されるGALAXY製「7800GTX/256M/HDTV/2DVI」。ショップへの入荷は本日完了している | | カードの外観はMSIとほぼ同じ。リファレンスデザインと思われる |
価格 |
ショップ |
GALAXY 7800GTX/256M/HDTV/2DVI |
\63,800 |
BLESS秋葉原本店 |
\65,800 |
高速電脳 |
\65,800 |
ZOA秋葉原本店 |
価格未定 |
アーク |
【関連記事】
【取材協力】