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米TI、ICの発明者であるジャック・キルビー氏が死去と発表

2005年06月22日 16時48分更新

文● 編集部

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日本テキサス・インスツルメンツ(株)は22日、米テキサス・インスツルメンツ社が現地時間の21日付けで、同社の元技術者でIC(集積回路)の発明者でもあるジャック・キルビー(Jack St. Clair Kilby)氏が、ダラスにおいてガンのために死去したと発表した。81歳。

ジャック・キルビー氏ジャック・キルビー氏(2000年9月に開催されたTIの研究開発戦略発表会で撮影)

キルビー氏は、1958年に米TIに入社し、同年、世界初のIC(モノリシック集積回路)を開発。その功績により2000年にノーベル物理学賞を受賞している。1983年に正式に同社を退社した後は、同社の顧問としてコンサルティングを行なっていたという。1993年には先端技術部門で京都賞も受賞している。

米TIの会長であるトム・エンジバス氏は「この世界や我々の生活を真に変革させた人物はほんの一握りに過ぎないのだと思います…ヘンリー・フォード、トーマス・エジソン、ライト兄弟、そしてジャック・キルビーです。もし半導体業界のみならず私たちの世界をも変革させた独創的な発明があったとしたら、それはジャック・キルビーが発明した世界初のICでしょう」と語っているという。

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