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日本SGI、マルチパイプ・ビジュアライゼーションシステムに24GBのメモリーを搭載できるデスクサイドモデル『Silicon Graphics Prism Deskside』を追加

2005年06月21日 16時04分更新

文● 編集部

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日本SGI(株)は21日、マルチパイプ・ビジュアライゼーション(可視化)システム“Silicon Graphics Prism(シリコングラフィックス・プリズム)”に、24GBまでメモリーを搭載できるデスクサイド向けのエントリーモデル『Silicon Graphics Prism Deskside』を追加すると発表した。価格は180万円から。製造業のCAE(Computer Aided Engineering)や気象モデリング、新薬開発などの市場向けに販売するという。

本体とディスプレー
『Silicon Graphics Prism Deskside』

『Silicon Graphics Prism Deskside』は、Itanium 2-1.30GHz/1.60GHz(L3キャッシュ3MB)のデュアル構成と、カナダのATIテクノロジーズ社のハイエンドグラフィックスカード『FireGL T2-128』(128MB DDRメモリー)または『FireGL X3-256』(256MB DDRメモリー)のデュアル構成に対応し、単一システムで大量データの可視化を行なえるのが特徴。OSはLinuxベースの『SGI Advanced Linux Environment with SGI ProPack』を採用しており、同社のUNIXであるIRIにX対応した既存のアプリケーションについては“QuickTransit”ソフトウェアを利用すれば再コンパイルせずに動作可能で、従来よりパフォーマンスも大幅に向上するという。

HDDは80GB/160GB(シリアルATA、毎分7200回転)×2を内蔵でき、光ドライブはDVD-ROMドライブ(IDE)を搭載する。インターフェースは、10/100/1000BASE-T、USB 2.0×5、RS-232C/422×4などを装備し、拡張スロットは133MHz/64bit PCI×6を搭載する。

本体サイズは幅330×奥行き543×高さ409mm、重量は最大で27.2kg。電源はAC120V/240V対応で、消費電力は750W。

同社では、単一システムとしての利用だけでなく、既存のLinuxサーバー“SGI Altix”や可視化システム“Silicon Graphics Prism”と組み合わせたビジュアルコラボレーション環境“VAN(Visual Area Network)”の構築にも最適としている。

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