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ポスターをケータイで写して関連サイトにスグ移動!!――正月映画“あらしのよるに”をNTTデータの“パッとび”でプロモーション

2005年06月17日 18時01分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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発表会後の記念撮影

(株)エヌ・ティ・ティ・データ(NTTデータ)と(株)東京放送(TBS)は17日、東京・大手町のアーバンネット大手町ビル内NTTコーポレートニューズルームにプレス関係者を集め、12月10日に全国東宝系劇場でロードショー公開されるアニメーション映画“あらしのよるに”のプロモーション活動に、NTTデータが開発した携帯電話のカメラで撮影した映像から、関連付けられたサイトを閲覧する画像解析システム“パッとび(パッとび-G)”を採用すると発表した。当面は、本日より関連各所に張り出される“あらしのよるに”のポスターを、“パッとび”クライアントをダウンロードした対応機種(※1)で撮影すると、自動的に専用サイト“arayuru.com(あらゆるドットコム)”のURLを入力し、関連情報の閲覧が可能になる。今後は、原作の書籍(帯部分)や関連グッズ(ぬいぐるみなど)も登録して、映画とパッとびの宣伝告知を行なっていくとしている。

※1 対応機種は、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)の“505i/505iS/506i/506iS/506iCシリーズ”、“FOMA 700i/900i/900iV/900iS/900iT/900iL/900iG/901i/901iCシリーズ”の各機種(一部除く)。クライアントの入手先は、携帯電話でhttp://pattobi.jp/にアクセスして“パッとび-G by みるら”を選択する



NTTデータの宇治則孝氏と、TBSの城所賢一郎氏
NTTデータの取締役常務執行役員の宇治則孝氏(左)と、TBSの専務取締役の城所賢一郎氏

発表会には、NTTデータの取締役常務執行役員の宇治則孝氏、TBSの専務取締役の城所賢一郎(きどころけんいちろう)氏、事業局プロデューサーの濱名一哉(はまなかずや)氏、「あらしのよるに」制作委員会のプロデューサーで(株)獏エンタープライズの梅村 安(うめむらやすし)氏らが出席したほか、TBSの小林麻耶アナウンサーが司会進行役を務めた。

TBSの濱名一哉氏と、「あらしのよるに」制作委員会のプロデューサーの梅村 安氏
TBSの事業局プロデューサーの濱名一哉氏(左)と、「あらしのよるに」制作委員会のプロデューサーで獏エンタープライズの梅村 安氏

“あらしのよるに”のプロモーションに“パッとび”を採用した理由について、城所氏は「TBSでは10年前からメディアの融合について、さまざまな取り組みを行なってきた。インターネットやモバイルの相互利用など、コンテンツの多角展開を心がけている。そうしたコンテンツひとつに映画がある。昨年は“世界の中心で、愛を叫ぶ”“いま、会いにゆきます”“半落ち”と成功させ、この“あらしのよるに”にも力を入れている。メディアの多様化が叫ばれ、インターネットとTVでどちらが飲み込むかといった、かまびすしい動きが聞かれるが、どう補完し合えるか、いい効果をもたらしあえるかが重要と考える。今回の“パッとび”との協力は画期的な動きとして期待している」と説明した。

パッとびの概念図
パッとびの概念図

NTTデータの“パッとび”は、日本電信電話(株)(NTT)のサイバースペース研究所が2000年に開発した画像識別&連携技術で、2002年からNTTデータがビジネス向けの活用を研究していたという。原理としては、デジタルカメラ付き携帯電話を利用して、カメラで撮影した映像から特徴点や識別子を抽出して、サーバーに転送/照合し、対応する情報(URLやデータ)を転送・表示するというもの。従来の無機質なバーコードを使わずに済むので、デザイン性や安全性(改ざんの予防)に優れるという。

パッとびには、目的や用途に応じて4つのバリエーションが用意されている。

パッとび-S
画像に電子透かしを埋め込み、透かしを読み出すことで、関連サイトに移動する
パッとび-J
JANコード(JISで規格化された製品の識別コード)を撮影、読み出すことで、製品情報を参照するサイトに移動する
パッとび-Q
QRコードに独自の特徴点/識別子を付加することで、改ざんを防ぐ
パッとび-G
画像(ポスターや立体物など)の撮影画像から特徴点/識別子を判定し、関連付けられたサイトやデータを参照する

これらを使って、今後は電子コマース(カタログ写真から購入サイトに誘導する)、情報提供(TVの画面を撮影すると番組の情報サイトに移動)、広告(製品の写真そのものをバーコード代わりにできる)、エンターテインメント(雑誌の写真からキャンペーン告知サイトへ誘導)などの具体例を挙げながら、「通販会社では電話注文のオペレーターが削減できるなど、いくつか引き合いも来ている」(宇治氏)と、さまざまな場面での利用に期待感を示した。

声で出演する中村獅童さんと成宮寛貴さん
声で出演する中村獅童さんと成宮寛貴さん

12月にロードショー公開される“あらしのよるに”は、きむらゆういち氏の絵本(同名、1994年に第1巻発行)が原作のアニメーション。肉食獣の狼と草食獣の羊が、本来の喰う喰われるの関係ではなく“友達関係”になったら、という奇跡の友情を描いた物語。狼のガブの声を歌舞伎役者・俳優の中村獅童さん、羊のメイを若手人気俳優の成宮寛貴(なりみやひろき)さんが担当する。

パッとびを実際に試しているところパッとびを実際に試しているところ

今後は専用サイト“arayuru.com(あらゆるドットコム)”で、「映画完成までのハイライトシーンや、原作者からのコメント、さらに可能であれば声優陣から収録の苦労話や監督の製作過程でのコメントなども掲載していきたい」「関連するゲームの配信も予定しており、サイト内で遊べるミニゲームも配信予定。また流行りのBlogも行なって、読者や映画を見た方から感想を受け付けたり、賞を与えるといったアイデアもある」(梅村氏)と、さまざまな展開を予定していることを明らかにした。

カメラマンの期待に応えるように、小林麻耶アナの記念撮影も行なわれた
会見終了後、なぜか(?)集まったカメラマンの期待に応えるように、小林麻耶アナの記念撮影も行なわれた。小林アナは宇治氏のパッとびの解説について、「とてもわかりやすい説明でした。“星三つ”です」と笑いを誘ったり、「この“あらしのよるに”の絵本は大好きで、もし空いている役があったら、梅村さん、私時間は空いておりますので(役をください)」とアタックしたりと、板に付いた司会ぶりを見せた

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