このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

LaVie G タイプC

LaVie G タイプC

2005年06月21日 00時00分更新

文● 鈴木 雅暢

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

LaVie G タイプC

日本電気/NEC Direct

最小構成価格:16万4850円(4月20日現在)

アスキーとNEC Directのコラボレーションサイト“NEC Direct 24”
「LaVie G タイプC」など、NEC Direct製品の最新情報はこちらからご覧いただけます。画像をクリックするとアスキーとNEC Directのコラボレーションサイト“NEC Direct 24”に移動します。

 「LaVie G タイプC」は、NEC Directのラインナップに新たに加わったオールインワンノートだ。ベースとなる店頭販売モデルは存在せず、NEC Directでのみ販売されるオリジナルモデルとして展開される。スペックはダイレクトならではのセレクションメニューにより柔軟なカスタマイズが可能で、選択肢にはPentium M 770-2.13GHz、最大QXGA(2048×1536ドット)の超高解像度液晶ディスプレイ、デュアルチャネルDDR2-533メモリなどのハイエンドなパーツが揃い、デスクトップパソコンに劣らない快適な作業環境を提供できるハイエンドノートパソコンとなっている。



最高でQXGA表示の液晶まで選択できるシンプルかつハイスペックなWeb直販専用モデル「LaVie G タイプC」

最新PCI Expressアーキテクチャをサポートした基本性能
FSB533MHzのPentium M、デュアルチャネルDDR2に対応

本体底面。メモリソケットは写真左上部分。チップセットには最新アーキテクチャのATI RADEON XPRESS 200M/IXP 400を搭載。メモリは現行最高速のDDR2-533(PC2-4200)に対応。2つあるスロットに2枚のモジュールを差すとデュアルチャンネルアクセスが有効となり、メモリアクセスが高速化される。メモリ容量、モジュールの数は、256MB(1枚)から2048MB(2枚)まで、セレクションメニューにより柔軟に指定できる。

 システムの核となるチップセットには、ATI RADEON XPRESS 200M/IXP 400チップセットを採用。基本性能は非常に優秀で、FSB533MHz、デュアルチャネルDDR2メモリ、PCI Express x16など、最新アーキテクチャのハードウェアをサポートする。

 セレクションメニューでのCPUの選択肢は、最新最高速のPentium M 770-2.13GHzを筆頭に、Pentium M 760-2GHz/同 740-1.73GHzと、3種類のFSB533MHz対応CPUが用意される。また、メモリもノートPC用最高速のDDR2-533(PC2-4200 DIMM)のデュアルチャンネルに対応。メモリ帯域は8.53GB/秒でデスクトップに匹敵し、FSBが533MHzにアップしたPentium Mの性能をフルに発揮することができる。

 グラフィックスチップはカナダ・ATIテクノロジーズ社のRADEON X600を搭載し、最新の3Dゲームも快適にプレイするだけのポテンシャルを持つ。また、HDD容量が最大100GBまで選択できる点もうれしいところだ。

 本体右側面に内蔵される光学ドライブの種類もセレクションメニューで選択可能で、CD-ROMドライブ、CD-RW/DVDコンボドライブ(同社では“マルチプレードライブ(CD-R/RW with DVD-ROM)”と呼称)、DVD+R DL、DVD±R/RW、DVD-RAMへの記録に対応したDVDマルチプラスドライブ(同社では“DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層書き込み対応)”と呼称)から選べる。



5基のUSB2.0ポートをはじめとする充実したインターフェイス
最新規格ExpressCard/54スロットも装備

 ボディは、シルバーとグレーのツートーンカラーにミラーパネルをアクセントとした落ち着いたデザイン。本体サイズは、幅333×奥行き277×高さ37.8mmとそれほど大きくはないが、重量3.7~3.8kgとズッシリとした存在感がある。カッチリとタイトに組まれているためボディの剛性感は高く、パームレストに手を置いたときの安心感にも格別のものがある。また、本体前面には、オーセンティック社製の高音質スピーカシステム“Authen Sound Linear(オーセンサウンドリニア)”を内蔵。音楽や映画もクリアなサウンドで楽しめる。

 インターフェイス類では、最新規格のExpressCard/54スロットを搭載するのが目新しい。ExpressCardは、PCカード(CardBus)の次世代拡張カード規格で、PCI Express x1(500MB/秒)とUSB 2.0両方のインターフェイスに接続することも可能。カードサイズは横幅34mmのExpressCard/34と、ストレージデバイス用に54mmまで幅を広げたExpressCard/54の2種類があるが、本機が装備するExpressCard/54スロットでは両方を使うことができる。その上には従来のPCカードスロットも装備。さらにSDメモリーカード、xD-ピクチャーカード、メモリースティック(メモリースティックPRO対応)の3種類のメモリーカードを読み書きできるトリプルメモリースロットも搭載する。

 このほか、5基のUSB2.0やIEEE 1394(4ピン)、Sビデオ出力端子なども装備する。通信機能は、ギガビットEthernet(1000BASE-T)対応の有線LANと56kbpsモデムを標準装備。セレクションメニューではさらにIEEE 802.11b/gデュアルバンド対応の無線LANかIEEE 802.11a/b/gのトリプルバンド対応無線LANが選べるようになっている。なお、これらの無線LANはともに、無線LANのスピードを高速化できるSuperG(IEEE 802.11b/g選択時)またはSuperAG(IEEE 802.11a/b/g選択時)に対応しているのもうれしいところだ。

【背面】4基のUSB2.0ポートを装備。パラレル、アナログRGB出力、S端子出力を装備。通信機能は1000BASE-T Ethernetと56kbpsモデムを標準装備。IEEE802.11b/gデュアルバンド、またはIEEE802.11a/b/gトリプルバンドの無線LAN機能をセレクションメニューで追加することができる。無線LANはSuperGもしくはSuperAGに対応しており、SuperG/SuperAG対応アクセスポイントのある環境ではより高速な無線通信が可能だ。
【左側面】中央にはPCカードスロットとExpressCard/54スロットが上下に並んで配置され、手前には、ヘッドフォン、マイク端子の下にトリプルメモリースロット(SDメモリーカード、メモリースティック/PRO、xD-ピクチャーカードに対応)、IEEE1394(4ピン)などが高密度に並ぶ。また、奥側には最近のPCとしては珍しくフロッピードライブも装備している。
【右側面】光学ドライブはセレクションメニューにより選択可能で、写真のDVDマルチプラスドライブ(2層DVD+R書き込み対応)のほか、CD-ROMドライブ、CD-RW/DVDコンボドライブが選択できる。なお、DVDマルチプラスドライブの書き込み速度は、DVD-RAM3倍速、DVD±R8倍速、DVD±RW4倍速、2層DVD+R2.4倍速となっている。奥にはUSB2.0ポートが1基ある。


前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン