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カシオ計算機、カード型ボディーに500万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載した“EXLIM CARD”『EX-S500』を発表

2005年06月09日 15時04分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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カシオ計算機(株)は9日、2004年8月に発表した薄型コンパクトデジタルカメラ“EXLIM CARD”『EX-S100』の上位機種として、有効500万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載した『EX-S500』を今月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は5万円前後(EX-S100は併売)。

“EXLIM CARD”『EX-S500』
“EXLIM CARD”『EX-S500』。左から“ラテンオレンジ”、右上が“マイスターグレイ”、右下は“ノルディックホワイト”

EX-S500は、新たに開発した3段沈胴式の光学3倍ズームレンズ(非球面レンズを含む5群6枚)と有効500万(総525万)画素の1/2.5インチ正方画素CCDを搭載した、最薄部13.7mm、重量約115gのカード型スリムコンパクトデジタルカメラ。ちなみに、EX-S100は2段沈胴式の光学2.8倍ズームで、撮像素子は1/3.2インチ有効320万(総334万)画素CCDだった。焦点距離はf=6.2~18.6mm(35mmフィルムカメラ換算時:約38~114mm相当)、レンズの明るさを示すF値はF2.7~5.2。

3段の沈胴ズームレンズを新たに搭載
3段の沈胴ズームレンズを新たに搭載

新たに“ブレ”による撮影失敗を防ぐ“アンチシェイクDSP”を搭載し、高感度&高速シャッターによる手ブレ&被写体ブレを軽減する機能を持つ。これは撮影モードに“オート”を選択した直後に“アンチシェイクDSPを有効にする”を選んだ場合、もしくは“ベストショット(※1)”機能で“高感度”“ブレ軽減”のいずれかを選んだ場合に機能する。ただし、オートの場合はISO 800まで、ベストショットではISO 1600まで(ユーザー自身が設定できる感度はISO 400まで)という違いがある。

※1 ベストショット カシオ計算機のデジタルカメラでは、撮影シーンに合わせて露出やシャッター速度、ホワイトバランスなどの設定をあらかじめ最適化したシーン選択モードを“ベストショット”と呼称し、撮影したいシーンに合わせた映像と説明の文章でユーザーに各モードの違いを知らせる機能を持つ

背面に2.2インチのTFT液晶ディスプレーを搭載
背面に2.2インチのTFT液晶ディスプレーを搭載

また、MPEG-4圧縮AVI形式で640×480ドット/毎秒30フレーム(モノラル音声付き)の動画撮影が行なえるほか、動画撮影の開始/停止ボタンを静止画撮影のシャッターボタンを別に設けており、動画撮影中にも静止画撮影が可能(静止画の記録解像度には制限なし)。

静止画記録の最大解像度は2560×1920ドット(もしくは2560×1712ドット(3:2))、記録形式はExif Ver.2.2/DCF 1.0準拠のJPEGファイル。撮影可能距離は標準で約40cm以上、マクロでは17~50cm(ワイド端)。内蔵フラッシュの到達距離は約0.4~2.8m(ワイド端)。

USBクレードルが付属する
USBクレードルが付属する

本体に8.3MBのフラッシュメモリーを内蔵するほか、SDメモリーカード/MMCを1枚内蔵可能なメモリーカードスロットを備える。背面には2.2インチ(約8万5000画素)のTFT液晶ディスプレーを内蔵。パソコンとのインターフェースはUSB 2.0を搭載し、ダイレクトプリントの統一規格PictBridge(ピクトブリッジ)/USB DIRECT-PRINTする。バッテリーは専用リチウムイオン充電池で、撮影可能枚数は約200枚(CIPA規格準拠の同社測定値)。

カラーは“マイスターグレイ”“ラテンオレンジ”“ノルディックホワイト”の3色を用意。本体サイズは幅90×奥行き16.1(最薄部13.7)×高さ59mm。本体にはUSBケーブル、USBクレードル、ならびに画像管理ソフト『Photo Loader』(Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9対応)、動画編集ソフト『Ulead VideoStudio おまかせモード SE VCD』(Windows 2000/XP対応)を収録したCD-ROMなどが付属する。

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