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シャープ、小型化&薄型化した地上デジタル1セグメント放送用フロントエンドを発売

2005年06月02日 17時13分更新

文● 編集部

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シャープ(株)は2日、業界最小/最薄サイズという地上デジタル1セグメント放送の受信用フロントエンドモジュール『VA1A5JZ9902A』を開発したと発表した。6月30日にサンプル出荷を開始し、10月に量産出荷を開始する。サンプル価格は2万円。

『VA1A5JZ9902A』
『VA1A5JZ9902A』

『VA1A5JZ9902A』は、2006年3月に開始予定の携帯電話機やPDA(携帯情報端末)などのモバイル機器向けの地上デジタル放送サービス“地上デジタル放送1セグメント放送サービス”を受信するための基幹部品で、本体サイズを幅10×奥行き10×高さ1.4mmに小型/薄型化するとともに、消費電力を120mWまで低減したのが特徴。独自開発の高周波ICとOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調ICを独自のパッケージ技術で一体化したという。入力感度も107dBmと高く、電波の弱いところや、電車などでの移動中でも良好な受信が可能としている。

受信周波数は470M~770MHz(UHF:13~62ch対応)の国内向けで、出力方式はトランスポートストリーム(TS)に対応。制御インターフェースは、I2Cバス(シリアル、400kHz)を採用し、I/O電源電圧は2.6~3.2V電源電圧はRFが2.9V、OFDMコアが1.5V。

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