『dynabook AX/550LS』 |
Qosmioシリーズやlibrettoシリーズが、東芝の技術の粋を集めた“差異化商品”に位置づけられているのに対し、標準的な性能をリーズナブルな価格に収めた“コモディティ商品”に位置づけられるのが、dynabook AXシリーズのような低価格2スピンドルノートである。今夏の新製品としては、『dynabook AX/550LS』と『dynabook AX/530LS』の2機種がラインナップされている。価格はオープンプライス。
両機種とも仕様面はほぼ同等で、CPUにCeleron M 360-1.4GHz、チップセットにはグラフィックス機能を内蔵したRADEON 9000 IGPを搭載。メモリーは従来機種より減って、標準で256MBを内蔵している。2層式DVD+R書き込みに対応したDVDスーパーマルチドライブも搭載する。ただしTV録画の機能はもたない。両機種で異なるのがHDDと液晶ディスプレーで、550LSが60GB、530LSは40GBのHDDを内蔵している。液晶ディスプレーはサイズや解像度は等しい(15インチ、1024×768ドット)が、550LSが映り込みを抑えた“Clear SuperView液晶”を搭載しているのに対し、530LSは“SuperView液晶”を搭載する。その他の仕様については、下記スペック表を参照のこと。
最近では大手メーカー製ノートでも、15万円台を下回る実売価格の製品も増えた。新しいdynabook AXシリーズも類に違わず、550LSの予想実売価格は15万円前後、530LSは12万円前後と予想されている。とにかく安くてもいいからそれなりのノートが欲しい、というニーズに応える製品である。
商品名 | dynabook AX/550LS | dynabook AX/530LS |
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CPU | Celeron M 360-1.4GHz | |
チップセット | ATI RADEON 9000 IGP | |
メモリー | DDR333-256MB | |
グラフィックス | チップセット内蔵 | |
液晶ディスプレー | 15インチ(Clear SuperView液晶) 1024×768 | 15インチ(SuperView液晶) 1024×768 |
HDD | 60GB | 40GB |
光ディスクドライブ | 2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R DL 最大2.4倍速書き込み、DVD±R 最大8倍速書き込み、DVD±RW 最大4倍速書き換え、DVD-RAM 最大3倍速書き換え、CD-R 最大24倍速書き込み) | |
スロット | PCカード TypeII×1 | |
通信 | 10/100BASE-TX、V.90 56kbpsモデム | |
I/O | USB 2.0×3、外部アナログディスプレー出力、Sビデオ出力、ヘッドホン出力など | |
サイズ(W×D×H) | 338×280×37.2mm(最薄部29.7mm) | |
重量 | 約3.0kg | |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |