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マイクロソフト、ハードウェア/ドライバー開発者向けカンファレンス“Microsoft Windows Hardware and Driver Conference 2005 - WinHEC 2005 Highlights -”を開催

2005年05月25日 15時30分更新

文● 編集部 内田泰仁

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午後の記者説明会でWindows XP Professional x64 Editionの説明を行なったマイクロソフト Windows本部パートナーマーケティング部 シニアテクニカルエバンジェリストの長尾康氏Windowsの64bitアーキテクチャーの概要。32bitアプリケーションは“WOW64”を介して実行する“WOW64”の概要
64bit/英語版の『Adobe Photoshop』。およそ4GBの仮想メモリーを必要とする巨大なデータの処理を行なった

午後の記者説明会は、Windows XP Professional x64 Editionや、インテルおよび日本AMDによる64bit環境関連の技術解説がそれぞれ行なわれた。Windows XP Professional x64 Editionに関する話題としては、すでにシステムビルダー版(秋葉原などのパーツショップで販売されているいわゆる“OEM版”)が出回っていること、これまでに同OSやWindows Server 2003 x64 Editionsなどの説明会で“Windowsの64bit化”についてはたびたび取り上げられてきたこともあり新しいトピックというものはなかったが、Windows XP Professional x64 EditionやWindows Server 2003 x64 Editionsで32bitアプリケーションを実行するためのエミュレーションレイヤーである“WOW64(Windows 32 on Windows 64)”の技術説明や、米アドビ システムズ社の『Adobe Photoshop』の64bit/英語版を使用した大容量画像データの表示/印刷デモンストレーションが披露された。



インテルのエンタープライズ&ネットワークソリューションズ本部 エンタープライズ テクノロジー エバンジェリストの菅原清文氏。デュアルコアCPUに向けたマルチスレッド化の重要性と、同社のソフトウェア開発ツール群におけるスレッド化サポートについて説明日本AMDのアジア・パシフィック グローバルサポート本部 システムハードウェアサポート部の荒井正史氏。同社が64bit化に続いて取り組んでいるマルチコア・プロセッサー技術について、消費電力の削減や熱対策という面での進展を解説した
午後の記者説明会に登壇したインテル、日本AMDの代表者

なお、Windows XP Professional x64 Editionの提供形態は以下のとおり。

ボリュームライセンス
6月1日提供開始。Windows XP Professionalアップグレードライセンスやソフトウェアアシェアランスを有する全ボリュームライセンスが対象で、既存のWindows XP ProfessionalのDiskKitにメディアを追加するという形で提供される
プレインストールパソコンおよびワークステーション
システムビルダー/販売店
ショップでセット販売される“OEM版”のこと。4月23日に提供開始

提供価格は既存のWindows XP Professionalと同等。なお、パッケージ版の提供は行なわれない。

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