ソニーマーケティング(株)は24日、1/3インチ297万画素CMOSセンサーを搭載し、“HDV規格”の1080i方式に対応した映像制作業務用デジタルビデオカメラ“HDVカムコーダー”『HVR-A1J』を9月に発売すると発表した。価格は27万8250円。
 |
|---|
| 『HVR-A1J』 |
『HVR-A1J』は、1080i方式での記録に対応したプロ向けのデジタルビデオカメラ。HDV1080iのほか、DVCAM、DVでも録画でき、テープ『PHDVM-63DM』の場合、HDV1080iで63分、DVCAMで41分、DVで63分の録画が可能。レンズは光学10倍(f=5.1～51mm:35mm換算で41～480mm相当/16:9の動画の場合)のカールツァイス“バリオゾナーT＊”レンズを搭載する(デジタルズーム併用で40倍に対応)。ファインダーは0.54インチ約25万画素、液晶ディスプレーは2.7インチワイド約12万画素。端子はマルチAV出力(コンポジット/S-Video)、コンポーネント出力、音声入力(XLRタイプ3ピン)、i.LINK(IEEE 1394)ほかを装備する。電源は7.2V(バッテリー端子)。本体サイズは幅88×奥行き230×高さ103mm(レンズカバー付きフードあり)、重量は約670g(撮影時重量は約1.3kg)。
外部マイク(ECM-NV1)、外部マイクユニット、ACアダプター(AC-L15)、電源ケーブル、バッテリー(NP-FM50)、リモコン(RMT-831)、コンポーネントビデオケーブル(VMC-15VC)、AVケーブル、レンズカバー付きフード、メモリースティックデュオ(16MB)、メモリースティックデュオアダプター、USBケーブルなどが付属する。
同社が17日に発表したハイビジョンハンディカム『HDR-HC1』と比べると、タイムコード関連、オーディオ関連の機能が強化されているほか、フルスキャンモード(全画素読み出し)、ピーキングカラー(白/赤/黄)の選択、トランジションカーブの設定、シネマトーンガンマの選択、ビューファインダーのモノクロ/カラー切り替え、シネフレーム(24/30)選択、ブラックストレッチ、480Pコンポーネント出力など、プロ向けの機能を搭載したのが特徴となっており、レンズカバー付きフードも付属する。
