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エプソンダイレクト、Wチューナー内蔵可能なスリムデスクトップ『Endeavor MR2000』などを発売――EDiCubeブランドをEndeavorに統一

2005年05月31日 12時03分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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エプソンダイレクト(株)は31日、幅98mm、容積14リットルのコンパクト筐体を採用するスリムデスクトップ『Endeavor MR2000』、およびコストパフォーマンス重視のA4ノートパソコン『Endeavor NT6000』を発表した。いずれも注文時に本体スペックを指定・変更できる“B.T.O.(Build To Order)”に対応し、MR2000は同日、NT6000は6月3日に受注開始する。価格とスペック構成の一例は以下のとおり。なお、MR2000は、2月に発表されたコンシューマー向けブランドのスリムデスクトップ『EDiCube MR1550/1350/1050』の後継機種にあたるが、今モデルからEDiCube(エディキューブ)ブランドを廃してコンシューマー向け製品もEndeavor(エンデバー)ブランドに統一するという。

MR2000の構成例と価格

CPU
Celeron D 335J-2.80GHz
メモリー
256MB(デュアルチャネルDDR SDRAM)
HDD
80GB(シリアルATA、毎分7200回転)
光ドライブ
CD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブ
グラフィックスカード
Intel 915G Expressチップセット内蔵機能
TV機能
オプション
OS
Windows XP Home Edition SP2
価格
6万9300円
スリムデスクトップ『Endeavor MR2000』
スリムデスクトップ『Endeavor MR2000』

MR2000は、EDiCube MRシリーズを継承するスリムデスクトップの最新・最上位モデル。ただし、EDiCube MRシリーズ(上位2モデル)で標準搭載していたTVチューナー(シングル/ダブル)および視聴編集ソフト『FINESTATION(ファインステーション)』はB.T.O.オプションとなる。FINESTATIONは今回の新モデルに合わせて機能強化を図り、同社では“TVパソコンからパソコンTVへ”進化を遂げたと語る。具体的には、録画中の番組のプレビュー機能を搭載し、“パソコンを使いながらのTV視聴”を快適にしたほか、Wチューナーを選択した場合は2画面表示が可能、TVウィンドウの拡大/縮小、自由配置が可能、ノイズリダクションフィルターを搭載して高画質化を実現、キーボードからの1ボタン起動が可能、などの改良を行なっている。

チップセットはIntel 915G Express+ICH6を採用し、CPUはPentium 4 670-3.80GHz/同 660-3.60GHz/同 650-3.40GHz/同 640-3.20GHz/同 630-3GHz、Celeron D 335J-2.80GHzからの選択となる。メインメモリーはPC3200対応のデュアルチャネルDDR SDRAMを最小256MBから最大3GBまで搭載可能。HDDはシリアルATA接続で、40/80/160/250GBタイプを最大2基内蔵可能。グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能を利用するほか、B.T.O.オプションとしてロープロファイルPCI Express x16スロット用カードを搭載可能。

そのほかのスペックは、光ドライブに2層式DVD±R DL対応スーパーマルチドライブもしくはCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブのいずれか1基を内蔵可能。ドライブベイは、5インチ×1、内部3.5インチ×2。拡張スロットは、PCI Express x16×1/PCI Express x1×1/PCI×2(いずれもボード長170mm)。なお、選択可能なグラフィックスカードは同社ウェブサイトを参照。またCF/SDカード/MMC/メモリースティック(PRO非対応)/スマートメディアに対応する“マルチカードリーダー”を内蔵する。

フロントパネルのカラーバリエーション
フロントパネルのカラーバリエーション

通信機能は10/100BASE-TX準拠のEthernet端子を標準搭載し、オプションで無線LAN機能(IEEE 802.11b/g対応)を内蔵可能。インターフェースはUSB 2.0×6(前面2、背面4)/IEEE 1394×2(6ピン、4ピン各1)/シリアル/パラレル/オーディオ入出力、および選択したTVチューナーカードに応じたビデオ入力端子など。

本体サイズと重量は、幅98×奥行き398×高さ357mm/約8.8kg(最小構成時)。OSはWindows XP Home Edition SP2/同 Professional SP2を選択可能。なお、フロントパネルのカラーリングは購入時にB.T.O.オプションで変更可能。ノーマルのホワイト以外に、“ミントブルー”“リーフグリーン”“ティーブラウン”の合計4色を用意している)。


NT6000の構成例と価格

CPU
Pentium M 350J-1.30GHz
メモリー
256MB(DDR SDRAM)
HDD
80GB(UltraATA/100、毎分5400回転)
光ドライブ
CD-ROMドライブ
グラフィックスカード
Intel 915GM Expressチップセット内蔵機能
TV機能
オプション
OS
Windows XP Home Edition SP2
価格
9万9750円
A4ノートパソコン『Endeavor NT6000』の“グレー/シルキーホワイト”モデル
A4ノートパソコン『Endeavor NT6000』の“グレー/シルキーホワイト”モデル

NT6000は、同社が今年3月に発表したハイエンドA4ノートパソコン『Endeavor NT9000Pro』に次ぐワイド液晶パネル搭載の多機能A4ノートパソコン。型番としては『Endeavor NT7200Pro』(2004年11月発表)の下に位置するが、NT7200Proは15インチSXGA+表示の液晶パネルを搭載したモデルのみ継続販売するとのこと。

液晶パネルは表示解像度の違いにより

  • 15.4インチWXGA(あざやか、1280×800ドット表示)
  • 15.4インチWXGA(ノングレア、同上)
  • 15.4インチWSXGA+(ノングレア、1680×1050ドット表示)

の3タイプのベースモデルを用意。“あざやか”は、光沢のある表面処理と約450cd/m2の高輝度バックライトを採用することで発色性の高さを実現し、マルチメディアユースに向けたもの。ノングレア(つや消し)処理は、背後の照明などの映り込みを減らして視認性を高めることで、ビジネスユースでの使い勝手を上げている。

チップセットはIntel 915GM Express+ICH6を採用し、CPUはPentium M 760-2.13GHz/同 750-2GHz/同 740-1.73GHz/同 730-1.60GHz/同 350J-1.30GHzのいずれかを選択。メインメモリーはPC2700対応のDDR SDRAMを最小256MBから最大2GBまで搭載可能。HDDはUltraATA/100接続で、40/60/80GBタイプを内蔵可能。グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能を利用し、B.T.O.オプションとしてMini PCIスロット用TVチューナー&キャプチャーカードを用意する。視聴・録画ソフトウェアはMR2000と同じFINESTATIONを用意するが、加えて、メモリーカードに書き出して各種携帯端末で視聴するユーザー向けにMPEG-4に直接録画する機能も備えるという(DivX対応ハードウェアエンコーダー搭載)。なお、TVチューナー内蔵モデルの受注開始は6月末を予定している。

そのほかのスペックは、光ドライブに2層式DVD±R DL対応スーパーマルチドライブ、コンボドライブ、CD-ROMドライブのいずれか1基を内蔵可能(ドライブなしも選択可能)。拡張スロットは、Type II×1のPCカードスロットのほか、SDカード/MMC/メモリースティック(PRO対応)を読み書き可能な“3 in 1スロット”を内蔵する。

『Endeavor NT6000』の“グレー/カシミアブルー”モデル
『Endeavor NT6000』の“グレー/カシミアブルー”モデル

通信機能は10/100BASE-TX準拠のEthernet端子、V.92準拠のファクスモデムを標準装備しオプションで無線LAN機能(IEEE 802.11a/b/g対応の『インテルPRO Wireless2915ABG』)を内蔵可能。Mini PCIスロットを2基搭載するため、無線LAN機能とTVチューナーを同時に内蔵できるという。インターフェースはUSB 2.0×5(右側面1、背面4)/IEEE 1394(4ピン)/シリアル/オーディオ入出力、およびTVチューナーカードを内蔵した場合にはビデオ入力端子など。

バッテリーはリチウムイオン充電池で、2400mAhと4800mAhの2タイプを用意。JEITA測定法1.0準拠の駆動時間は2400mAhタイプが約1.5時間、4800mAhは約3.5時間(Pentium M搭載時)もしくは3時間(Celeron M搭載時)。本体サイズと重量は、幅370×奥行き270×高さ40(最薄部34)mm/約2.95kg(2400mAhバッテリー搭載時)もしくは約3.1kg(4800mAhバッテリー搭載時)。OSはWindows XP Home Edition SP2/同 Professional SP2を選択可能。なお、本体色は天面パネルの半分とパームレスト部のカラーリングによって、“グレー/カシミアブルー”“グレー/シルキーホワイト”の2タイプのカラーリングが用意されている。

“グレー/カシミアブルー”モデルの天面
“グレー/カシミアブルー”モデルの天面

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