このページの本文へ

BSA、第2回世界ソフトウェア違法コピー調査の結果を発表

2005年05月18日 22時52分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

コンピューターソフトの権利保護団体である米Business Software Alliance(ビジネス・ソフトウェア・アライアンス)は18日、“第2回世界ソフトウェア違法コピー調査”の結果を発表した。

これは、2004年1月から12月までのコンピューターソフトの違法コピー状況を調査したもので、日本での違法コピー率は前年比1ポイント減の28%と世界で8番目に低いものとなった。逆に損害額は17億8700万ドル(約1900億円)で、世界でワースト6位となったという。全世界の違法コピー率は前年比1ポイント減の35%、損害額は326億9500万ドル(約3兆5000億円)となった。

違法コピー率の高い上位10ヵ国は、ベトナム(92%)、ウクライナ(91%)、中国(90%)、ジンバブエ(90%)、インドネシア(87%)、ロシア(87%)、ナイジェリア(84%)、チュニジア(84%)、アルジェリア(83%)、ケニア(83%)。

一方、違法コピー率の低い上位10ヵ国は、米国(21%)、ニュージーランド(23%)、オーストラリア(25%)、スウェーデン(26%)、イギリス(27%)、デンマーク(27%)、スイス(28%)、日本(28%)、フィンランド(29%)、ドイツ(29%)。

BSA日本共同事務局長の増渕賢一郎氏は、「日本の違法コピー率は28%と1ポイント低下したものの、損害額は昨年を上回る結果となりました。これらは、BSAとして決して満足できる結果ではありません。BSAとしては現在、教育・啓発活動の一環として展開している“ソフトウェアライセンス再点検全国キャンペーン”の結果を見極めながら、さらなるソフトウェアの著作権保護の促進を展開していきます」と述べているという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン