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オリンパス、800万画素CCD搭載のコンパクトデジタルカメラ『μ DIGITAL 800』を6月下旬に発売

2005年05月18日 12時33分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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オリンパスイメージング(株)は18日、有効800万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラの新製品『μ DIGITAL 800(ミューデジタル800)』を6月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライス。

『μ DIGITAL 800』
『μ DIGITAL 800』

μ DIGITAL 800は、800万画素クラスのデジタルカメラとして世界最小・最軽量(2005年5月18日現在、同社調べ)というコンパクトデジタルカメラ。同社独自の画像処理エンジン“TruePic TURBO(トゥルーピックターボ)”を搭載し、解像感を向上し、ノイズを軽減した、シャープでクリアな画質、ならびに高速処理を実現するという(シャッタータイムラグやファーストショットまでの時間などは非公開)。ほかの“μ DIGITALシリーズ”と同様、JIS保護等級4相当(同社試験条件による)の生活防水機能を搭載し、水しぶきや突然の雨でも撮影が可能。

μ DIGITAL 800の背面(操作部)
μ DIGITAL 800の背面(操作部)

撮影機能としては、コンパクトデジタルカメラとしては珍しく1/3EVステップの多段絞り機構と、絞り優先/シャッター速度優先の撮影モードを搭載し、凝った絵作りが可能。また、暗い場所での撮影時に被写体を正しくフレーム内に収められるよう、従来機に比べて約1/5の明るさでも被写体を液晶ディスプレーにくっきり表示するフレーミング補助機能を搭載。液晶ディスプレーは、高コントラストで視野角も広いという(コントラストは従来機比3倍、視野角は上下左右160度)“ハイパークリスタル液晶”パネル(約23万画素)を採用する。

また、記録画素数が300万画素相当に制限されるが、ISO感度を最高の1600相当に設定することで、内蔵フラッシュは最長12.8mまで届くという。逆に明るいシーンでは、より高速なシャッター速度に自動切換えすることでブレを防ぐ“Wブレ軽減機能(ブレ軽減オート)”を搭載。これは、シャッター速度を上げることで手ブレと被写体ブレの双方を軽減できることから名づけたもの。

そのほかのスペックは、レンズが5群6枚(非球面レンズ3枚)構成で、焦点距離8.0~24.0mm(35mmフィルムカメラ換算時:38~114mm相当)の光学3倍ズームレンズ。明るさを示す開放F値はF2.8~4.9。撮影距離は通常モードで50cm以上、マクロモードで最短20cm、スーパーマクロモードでは最短3cm。

記録解像度は静止画が最大3264×2448ドット、動画はVGA(640×480ドット)で毎秒15フレーム。記録形式は、静止画がDCF準拠のJPEG形式(DPOF/Exif 2.2/PRINT Image Matching III)、動画はMotionJPEG圧縮のQuickTime(MOV)形式となる。

本体には32MBのフラッシュメモリーを内蔵するほか、xDピクチャーカード(別売)を装着できるメモリーカードスロットを搭載。USBインターフェースを備え、パソコンなしにプリンターと直結できるダイレクトプリントの統一規格“PictBridge(ピクトブリッジ)”に対応する。

バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA規格準拠の撮影可能枚数は約300枚。本体サイズと重量は、幅103×奥行き33×高さ57.5mm/181.5mm(バッテリー/メモリーカード含まず)。本体には画像編集・加工ソフト『OLYMPUS Master』が付属する。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS X 10.2以降。

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