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アイ・オー・データ機器、ダブルチューナー搭載の最上位TVチューナーカード『GV-MVP/GXW』など、TV録画製品3機種を発表――GXWはハードウェアによるトランスコード機能を搭載

2005年05月11日 00時38分更新

文● 編集部 小西利明

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『GV-MVP/GXW』ダブルチューナーによる2番組同時録画と、エンコーダーチップによるハードウェアトランスコード機能を備える最上位製品
『GV-MVP/GXW』ダブルチューナーによる2番組同時録画と、エンコーダーチップによるハードウェアトランスコード機能を備える最上位製品

(株)アイ・オー・データ機器は11日、TVチューナーカードやUSB TVチューナーボックスなど、パソコン用TV再生・録画周辺機器3製品を発表した。

中でも注目されるのが、ハードウェアMPEG-2エンコーダーを搭載する『GV-MVP/GXW』であろう。今年1月に発表されたハードウェアMPEG-2エンコーダー搭載TVチューナーカード『GV-MVP/GX』の上位に位置づけられ、同社のTVチューナーカードの中では最上位の製品と言える。アナログTVチューナーを2系統搭載し、カナダViXS Systems社のエンコーダーチップ『XCodeII-L』によって、ハードウェアによる2番組同時のリアルタイムMPEG-2エンコードを可能としている。また付属のTV再生・録画アプリケーション『mAgicTV5』は複数台のチューナーカード/ユニットの同時制御にも対応しているので、たとえばGV-MVP/GXWを1台のパソコンに3枚装着することで、最大6番組までの同時録画が可能になる。

GV-MVP/GXWを3枚装着したデモ機。1枚で2番組同時、3枚装着により最大6番組同時の録画が可能になる
GV-MVP/GXWを3枚装着したデモ機。1枚で2番組同時、3枚装着により最大6番組同時の録画が可能になる

GV-MVP/GXWはシングルTVチューナーのGV-MVP/GXと同様に、ハードウェアによるMPEG-2のビットレート変換(トランスコード)の機能を備えている。一度録画されたMPEG-2ファイルを、エンコーダーチップの機能を使ってよりデータ量の少ない低ビットレートへと短時間で変換できるため、たとえば2時間番組を録画時は高ビットレートで録画しておき、DVD作成の際に、4.7GBのDVDディスクに収まるサイズにトランスコードを行なうといった使い方が可能になる。同社の測定によれば、6Mbpsで録画された2時間番組を2Mbpsに変換する場合、Pentium 4-3GHzのパソコンによるソフトウェア変換が約150分かかったのに対して、XCodeII-Lによるトランスコードは約26分で終了するという。トランスコードはmAgicTV5に組み込まれた“GVencoder”か、付属のDVDオーサリングソフト『PowerProducer 3 for I-O DATA』から行なえる。入力元のファイルとしては、mAgicTV5で録画したMPEG-2のほか、AVIファイルをMPEG-2ファイルに変換することも可能だ。またmAgicTV5自体もアップデートされ、1台のパソコンに同社の異なるTVチューナーカード/ユニットを接続した場合でも、同時多番組録画が可能となった(従来は同一製品複数台のみに対応)。ちなみに既存のmAgicTV5ユーザー向けに、同様の機能を加えるソフトウェアアップデートが、同社ウェブサイトにて無償提供される予定である(5月下旬予定)。

今回発表の3製品に付属するTV再生・録画アプリケーション『mAgicTV5』。従来からあるソフトだが、新たに異なる機器による同時多番組録画に対応した(画面は合成)

付属するソフトウェアは前述の2本に加えて、遠隔録画予約ソフト『reserMail』やビデオ編集ソフト『PowerDirector Express』、携帯電話向けムービー変換ソフト『Video Tool Box 2 SE』など。対応機種はPCIバス(2.2以降)搭載のWindowsパソコンで、対応CPUは1.4GHz以上のPentium III/4、Celeron、Athlon/XP/64、Duronなど。対応OSはWindows XP/Windows 2000 Professional(SP3)以降。価格は2万8500円(税別)で、出荷予定時期は5月下旬とされている。

安価なソフトウェアエンコード製品も発表

ソフトウェアエンコードによるTVチューナーカード『GV-MVP/SX』ロープロファイル型PCIカード USB 2.0接続のTVチューナーボックス『GV-MVP/SZ』。付属のスタンドで縦置きも可能で、ロッド式アンテナは取り外しできる
ソフトウェアエンコードによるTVチューナーカード『GV-MVP/SX』ロープロファイル型PCIカードUSB 2.0接続のTVチューナーボックス『GV-MVP/SZ』。付属のスタンドで縦置きも可能で、ロッド式アンテナは取り外しできる

低コストでTV録画を実現する、ソフトウェアエンコード対応のTVチューナーカード/ボックスも2製品が発表された。『GV-MVP/SX』はPCI拡張カード型のTVチューナーカードで、MPEG-2エンコードをパソコンのCPUによるソフトウェアエンコードで処理することで低価格化を図っている。カード形状は薄型省スペースデスクトップパソコンにも装着可能なロープロファイル型。ゴーストリダクションや3次元Y/C分離などの高画質化処理は、ソフトウェアエンコード時に行なわれる。基本的なハードウェアは従来製品の『GV-BCTV7E』と同様だが、TV再生・録画アプリケーションが、GV-MVP/GXWと同じmAgicTV5へと変更されており、同時多番組録画には対応しないものの、より使いやすくなっている。

もうひとつの製品『GV-MVP/SZ』は、USB 2.0接続の外付け型TVチューナーボックスである。エンコードはGV-MVP/SX同様のソフトウェアエンコード式を採用している。ハードウェア自体は既存製品である『GV-BCTV7/USB2』と同様で、こちらもTV再生・録画アプリケーションがmAgicTV5に変更されている。USB経由でのバスパワー駆動が可能であり、別途ACアダプター等は必要ない。さらに取り外し可能なロッド式アンテナも付属するので、モバイルでのTV視聴も可能である。本体サイズは幅26mm×高さ114mm×奥行き79mmで、重量は約210g。

両製品とも付属ソフトウェアはGV-MVP/GXWと同様で、mAgicTV5のほかに、PowerProducer 3 for I-O DATAやPowerDirector Expressなどが付属する。対応機種はPCIカードのGV-MVP/SXがPCI(2.1以降)搭載のWindowsパソコン、USB 2.0接続のGV-MVP/SZはUSB 2.0ポート搭載のWindowsパソコンとなっている。対応CPUは800MHz以上のPentium III/4、Celeron、Athlon/XP/64、Duronなど(録画時は1.7GHz以上推奨)。対応OSはWindows XP SP1以降/Windows 2000 Professional(SP3)以降。価格はGV-MVP/SXが9300円(税別)、GV-MVP/SZが1万1500円(税別)となっている。出荷予定は6月中旬。

GV-MVP/SZをノートパソコンに接続してのデモ。ソフトウェアエンコード方式のため、録画時はCPUパワーをほぼ使い切ってしまう
GV-MVP/SZをノートパソコンに接続してのデモ。ソフトウェアエンコード方式のため、録画時はCPUパワーをほぼ使い切ってしまう

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