4月30日、“Linux Cafe di PRONTO秋葉原店”にて、AOpen主催のイベント“ゴールデンウィークだ! AOpen in Akiba”が開催された。同社から未発表のベアボーンPCやマザーボードなどを数多く展示されており、参加者の目を惹いていた。注目は、今回のイベントのポスターでも紹介されているキューブ型ベアボーンPC“XC Cube”シリーズの新モデル。3段の5インチオープンベイを搭載した“XC Cube Tower”と、外付け5インチケースのようなフォルムのケースにスリム型光学ドライブを搭載した“XC Cube Mini”の2製品だ。展示ブースではカバーが開けられた状態で展示されていたので、まずはこれから紹介しよう。
“Linux Cafe di PRONTO秋葉原店”で、AOpen主催のイベント“ゴールデンウィークだ! AOpen in Akiba”が開催 |
3段の5インチオープンベイを搭載した「XC Cube TZ915」
“XC Cube Tower”シリーズは、従来2段だった5インチベイを3段に、2段だった3.5インチベイを4段に拡張したモデルだ。このシリーズの第1弾として同社の“i915G”+“ICH6 ”マザー「UX915」を搭載した「XC Cube TZ915」が本日発売となり、会場でも展示されていた。サイズは200(W)×320(D)×308(H)mmと、ミニタワー型のPCと比べても遜色ない大きさ。ただし キューブ型ベアボーンPCを拡張した構造となっているため、ミニタワー型PCではケース正面から見て右側の側面に取り付けられるマザーボードが、キューブ型ベアボーンPCと同じようにケースの底面に装着されている。拡張スロットは他社の製品と同じく最大2スロット。価格は俺コンハウスで4万3800円。
会場で展示されていた「XC Cube TZ915」 | 従来2段だった5インチベイをを3段にに拡張している |
3.5インチベイは2段から4段に拡張されている | リアアクセスパネルは、従来のキューブ型ベアボーンPCと同じような構造 |
サイズ的にはミニタワー型と同じだが、構造はキューブ型ベアボーンPC | 拡張スロットは、PCI Express x16×1、PCI×1 |
スリム型光学ドライブを搭載したPentium MベアボーンPC「XC Cube MZ855-IIw」
外付けの5インチケースのようなフォルムのPentium M対応ベアボーンPC「XC Cube MZ855-IIw」も参考展示されていた。サイズは200(W)×320(D)×106(H)mmとなっており、拡張ベイはスリム型の光学ドライブ×1、3.5インチベイ×1(シャドウベイ)。拡張スロットはAGP×1、PCI×1となっているが、Low Profileカード専用となっている。“855GME”+“ICH4M”チップセットを搭載しており、FSBは533MHzをサポート。ギガビットイーサネット、Realtek製チップによるサウンドがオンボードとなっている。電源はACアダプタにより供給され、容量は150W。発売は未定としながらも、価格は4万円台後半から5万円台前半を予定とのこと。
外付けの5インチケースのようなフォルムのPentium M対応ベアボーンPC「XC Cube MZ855-IIw」 | 本体前面にカードリーダー/ライターやフロントアクセスユニットなどを用意している |
拡張スロットはAGP×1、PCI×1。どちらもLow Profileカード専用 | 電源供給はACアダプタを使用する。容量は150W |