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対応CPUより早く登場!“i955X”搭載マザーがASUSTeKとGigabyteから発売!!

2005年04月28日 23時18分更新

文● 増田

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 “インテル 955X Express(以下、i955X)”チップセットを搭載した初のマザーボードが本日デビューした。発売されたのはASUSTeK製「P5WD2 Premium」とGigabyte製「GA-8I955X Royal」の2製品だ。

ASUSTeKパッケージ
ASUSTeK製「P5WD2 Premium」。パッケージの雰囲気は従来のシリーズとは少々異なっている
Gigabyteパッケージ
Gigabyte製「GA-8I955X Royal」。右側に貼られた特徴を書いたシールが目印。どちらも流通量は少ない

 “i955X”は、今月19日にインテルから発表された同社初のデュアルコアプロセッサー対応のチップセット。FSBは800/1066MHzに対応。メモリはデュアルチャネルDDR2 667/533(ECC対応)をサポートし、最大8GBまで搭載可能だ。組み合わせられるSouth bridgeは、こちらも今回が初登場となる“ICH7R”。これによりオーディオ機能には“インテル ハイ・ディフィニション・オーディオ”を搭載するほか、RAID 0/1/5/10にも対応するとしている。
 ただし、ご存知のとおり対応CPUである「インテル Pentium プロセッサ エクストリーム・エディション 840」は発売されておらず、現実的に“デュアルコア”(2つのコアがそれぞれ“Hyper-Threading”に対応するため、パッケージとしては1つのCPUだが、OSからは4つに見えることになる)を体感するには、もうしばらくの辛抱が必要だ。

i955X 図より
“i955X”は、今月19日にインテルから発表された同社初のデュアルコアプロセッサー対応のチップセット。マニュアルには未発売のPentium Dという表記も組み合わされるSouth bridgeは、こちらも今回が初登場となる“ICH7R”。RAID 0/1/5/10にも対応する

将来的にはSLIも可能に!? オリジナル機能が豊富なASUSTeK「P5WD2 Premium」

 「P5WD2 Premium」は、チップセットにどちらもヒートシンクのみの“i955X”+“ICH7R”を搭載するATXフォームファクタのマザーボードだ。拡張スロットは、PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×3のほか、同社が“Universal PCI Express”と呼ぶPCI Express x16と同じ形状のスロットを1本搭載(詳細については後述)。4本装備するDDR2 DIMMは最大8GBまで搭載可能で、PC2-5300/4300(DDR2-667/533)はもちろんPC2-6400(DDR2-800)も独自にサポートしている。また、オンボードインターフェイスにはデュアルギガビットイーサネット(PCI Express接続のIntel/Marvell“88E8001”)や8チャンネルサウンド、IEEE1394、Serial ATAIIを6ポート(内4ポートはRAID 0/1/5/10対応、残り2つの内1つは背面ブラケットに搭載)などを装備している。

「P5WD2 Premium」 拡張スロット
将来的にはSLIも可能になるかもしれないASUSTeK「P5WD2 Premium」。“i955X”シリーズの製品としては有力なモデルとなりそう拡張スロットは、PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×3のほか、同社がUniversal PCI Expressと呼ぶPCI Express x16と同じ形状のスロットを1本搭載

 なお前述の“Universal PCI Express”だが、マニュアルおよびウェブサイトによると形状はPCI Express x16と同じだが動作モードはx4となると書かれている。さらに興味深いのが以下の記述。「このスロットは、NVIDIA SLIに対応できるように設計されており、Intelが将来NVIDIA SLIへの対応を検討し、NVIDIAが対応ドライバの提供を行えば、SLI動作が可能となっています。SLIで使用する場合には、マザーボードに付属するフレキシブルタイプのSLIコネクタ(GT Soft Bridge)を使用します」となっている。実際製品には、従来のSLI対応マザーには付属していないタイプのブリッジコネクタ(というよりはフィルム状のコネクタ)が付属しているのが確認できた。
 そのほか、同社製LGA775対応マザーでは初期モデルから採用されていた冷却機構“Stack Cool”がさらにパワーアップ。CPUやコンデンサが配置される丁度裏面に一部装着していたものから、なんと今回は基板裏面全体に装着した“Stack Cool 2”となっている。これについて同社のウェブサイトでは「Stack CoolではCPU周辺での温度低下が最高10度でしたが、Stack Cool 2では最高20度の温度低下を実現しました」としている。もちろんオーバークロックツールである“AI Overclocking”などもサポート。“i955X”シリーズの製品としては有力なモデルとなりそうだ。価格および販売ショップは以下のとおり。流通量は極めて少量となっている。

GT Soft Bridge デュアルギガビット
同梱のフレキシブルタイプのSLIコネクタ“GT Soft Bridge”。スロット間の長さにかかわらず柔軟にSLI接続が可能となる。他社製や他のモデルでもぜひ採用してほしいデュアルギガビットイーサネットはIntelとMarvell製チップを採用。とくにIntelチップを使用したPCI Express接続の製品は貴重といえる
背面ブラケット Stack Cool 2
背面ブラケットの構成。外付け用のSerial ATA IIポートが用意されているのが特徴だ基板裏面全体に装着した“Stack Cool 2”。「最高20度の温度低下を実現しました」(ASUSTeK)という冷却機構だ
価格 ショップ
ASUSTeK
「P5WD2 Premium」
\26,800 Oneness
\27,800 高速電脳
\27,800(予価) ZOA秋葉原本店
\28,680 TWOTOP秋葉原本店
\28,980 アーク
\価格未定 フェイス
\価格未定 ラオックス PC・DO SHOP
\価格未定 USER'S SIDE本店

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