凸版印刷(株)は27日、学校や科学館向けの宇宙体験ソフト『スペースシミュレータVer1.0』を開発し、同日付けで販売を開始すると発表した。価格は標準モデルで250万円(税別)。
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『スペースシミュレータVer1.0』 |
『スペースシミュレータVer1.0』は、同社が2003年に開発したパソコン向けのバーチャルリアリティー(VR:Virtual Reality/仮想現実感)ソフト『太陽と9つの惑星』を基に開発したもので、観賞する本人がゲーム型コントローラーで操作するのが特徴。CGによる宇宙の高精細映像は(株)五藤光学研究所の協力で制作し、メニューは6種類(地球/月/太陽系/太陽と9つの惑星/黄道12星座/土星探査機カッシーニ)が用意されている。各メニューのシナリオには小学4年生を対象とした“入門編”のほか、“上級編”が用意されている(計50本)。シナリオから太陽系の旅“フライトモード”を選択するとインタラクティブな操作が行なえるようになっている。操作を録画/再生できるため、イベントなどにも利用できるとしている。標準モデルにはソフト、パソコン、コントローラーが含まれる。
同社では初年度で3億円の売り上げを見込んでいる。