アセロス・コミュニケーションズ(株)は27日、ワンチップでPCI Expressに対応可能な無線LANチップとして、IEEE 802.11a/gに対応した『AR5006EX』と、IEEE 802.11aに対応した『AR5006EG』の2製品を発表した。サンプル出荷を開始しており、量産出荷は第3四半期の予定。
『AR5006EX』『AR5006EG』 |
『AR5006EX』と『AR5006EG』は、同社の第6世代の無線LAN製品で、MAC(メディア・アクセス・コントローラー)、ベースバンドプロセッサー、AES暗号化エンジン、無線回路などをワンチップに集積しており、無線LANに必要な機能をExpressCardやMini PCIカードの片面に実装できるのが特徴。主なターゲットはノートパソコンで、独自の高速化技術“Super AG”と長距離化技術“eXtended Range(XR)”に対応しているほか、セキュリティー規格のIEEE 802.11iもサポートする。マルチメディアとQoSに対応するIEEE 802.11eのドラフトにも準拠しているという。