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山佐の佐野氏(左)とナムコの石村氏ががっちりと握手! |
パチスロ機メーカーの山佐(株)とゲームメーカーの(株)ナムコは25日、東京・品川の品川プリンスホテルにプレス関係者を集め、ナムコの人気ゲームタイトル“太鼓の達人(たいこのたつじん)”をモチーフにしたパチスロ機の新作『祭の達人(まつりのたつじん)』を開発し、今年6月12日にホールデビューする(各パチスロ遊戯場でプレイ可能になる)と発表した。祭の達人では、「これは業界初の試みだと思う」(山佐開発担当者談)という、パチスロプレイ中に表示されるパスワードを入力すると着信メロディーや着信ボイス、パチスロシミュレーター、ゲームなどがダウンロードできる、携帯電話サイトとの連携機能を実現するのが特徴。
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山佐の代表取締役の佐野慎一氏 | ナムコの代表取締役社長の石村繁一氏 |
発表会には山佐の代表取締役の佐野慎一氏、ナムコの代表取締役社長の石村繁一(いしむらしげいち)氏らが出席し、両社協業の狙いや新機種の特徴、携帯電話との連携機能などを説明した。
最初に佐野氏が壇上に立ち、「ナムコには(昨年の協業によるパチスロ機)“鉄拳”に続いて協力をいただいた、(新たなパチスロ規制に基づき現在開発中の)“5号機”以降も引き続き協力いただく予定」と挨拶。続いて市村氏が「山佐の(パチスロ機で活躍するイメージキャラクターである)“ウィンちゃん”と、ナムコの“太鼓の達人”を組み合わせることで、ゲーム性の高いパチスロ機ができ上がった。今後も協力を惜しまない」と語り、両社の協業によってゲームやゲームキャラクターをモチーフにしたパチスロ機の制作を今後も積極的に行なっていく意気込みを示した。
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会場には浴衣姿のキャンペーンガールが登場して、パチスロ機や太鼓の達人ゲームモードの操作を説明した |
パチスロ機“祭の達人”は、パチスロ台の上部に祭り提灯と和太鼓をデザインに取り入れたランプを設置し、リール(スロットの回転する絵柄)の上に大型ワイド液晶パネルを用意して、“777”が揃った際のボーナスゲーム(JACゲームと呼称)中にはボタン(“ドン”)とレバー(“カッ”)で操作する“太鼓の達人”ゲームが楽しめるというもの。液晶パネルに表示されるマークや音楽に合わせてボタン/レバーを操作すると“魂ゲージ”がたまり、満タンになればゲームクリア。音楽はナムコのゲームサウンドと山佐のスロットサウンドから全8種類が用意され、ゲームクリアするごとに新たな曲を選択可能になる。
さらに、ビッグボーナス終了後のゲームスコアに応じて、“一人前”“名人”などの称号と4文字のパスワードが表示され、パスワードを携帯電話の公式サイト“YAMASAスロットワールド”(iモード/EZweb/ボーダフォンライブ!対応)にてパスワードを入力すると、このサイト内で使える仮想通貨“おこづかい”がもらえる。これを使って壁紙/ゲーム/着信メロディー・着声などがダウンロードできるほか、キャンペーンに応募すれば抽選で合計1万名にオリジナルグッズが当たるという。
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携帯電話と連携した“おこづかい”の仕組み |
“祭の達人”の主なスペックは以下のとおり。
- 型式名
- プロジェクトA
- ジャンル
- 回胴式遊技機(パチスロ機)
- 日本電動式遊技機工業協同組合の自主規制対象4号機
- タイプ
- A-400ST 3枚がけ専用
- 稼働開始日
- 2005年6月12日(予定)
- 発売エリア
- 全国一斉
- 筐体概要
- サイズ:幅475.0×奥行き384.7×高さ810.0mm
- 重量:30.8kg
- 電源定格
- 電圧交流:100V
- 周波数:50/60Hz
- 消費電力:299W
- システム基板
- システムP246
- ビッグボーナスの平均獲得枚数
- 約380枚
