マニュアル露出対応でちょっと凝った撮影も可能
コンパクトデジタルカメラの多くはフルオート中心の露出モードを持ち、薄さやコンパクトさを強調する製品が多いものの、ちょっと慣れればスナップ撮影だけでなく、凝った撮影をしたくなるだろう。DSC-W5は、マニュアル露出やしっかりホールドできるボディ、コンバージョンレンズによる拡張性といった特徴を持つことで、デジタルカメラに慣れたユーザー層にも受け入れられるはずだ。
2592×1944ドットの元画像を640×480ドットにリサイズしたもの | 全体画像の部分を640×480ドットのトリミング(切り抜き)したもの。そのほかの画像処理は行なっていない | |
露出を極端に振った撮影などではマニュアル露出モードが重宝する。マニュアル露出モード(F7.1、1/400秒、ISO100) |
1944×2592ドットの元画像を480×640ドットにリサイズしたもの | 全体画像の部分を480×640ドットのトリミングしたもの。そのほかの画像処理は行なっていない | |
逆光など画面内の明暗差が激しいとノイズや偽色が載りやすいが、画像処理でうまく抑えられている。マニュアル露出モード(F5.6、1/60秒、ISO100) |
2592×1944ドットの元画像を640×480ドットにリサイズしたもの | 全体画像の部分を640×480ドットのトリミングしたもの。そのほかの画像処理は行なっていない | |
素直な発色とノイズ感の少ない絵作りはサイバーショットシリーズならでは。ピクセル等倍表示での解像感も良好だ。プログラムオート(F5.6、1/200秒、ISO100) |
サイバーショットシリーズには、同様に箱型ボディを採用するコンパクト機「DSC-V1」があり、DSC-W1はDSC-V1の使い安さを継承しつつもナイトショット機能や外付けフラッシュ端子を省略し、単3電池駆動にするなどより手軽さをアピールした製品といえる。Vシリーズは「DSC-V3」(720万画素)で大型グリップを採用することで本格的な撮影向けになったものの、普段から持ち歩くにはやや大柄となってしまった。DSC-V3ほどの機能は盛り込まれてないものの、DSC-W5はコンパクトなボディサイズとともに手軽さを実現し、実用度の高いモデルといえるだろう。
“サイバーショット”「DSC-W5」の主なスペック | |
製品名 | サイバーショット DSC-W5 |
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撮像素子 | 有効510万(総530万)画素1/1.8インチCCD |
レンズ | 光学3倍ズーム、f=7.9~23.7mm(35mmフィルムカメラ換算38~114mm)、F2.8-5.2 |
記録画素数 | 最大2592×1944ドット |
液晶ディスプレー | 2.5インチ(11万5200ドット) |
記録メディア、内蔵メモリー | メモリースティック/メモリースティック デュオ/メモリースティック PRO/メモリースティック PRO デュオ、内蔵メモリー32MB |
電源 | 単3形ニッケル水素充電池(付属)×2、単3形アルカリ乾電池×2 |
インターフェース | USB(USB2.0 Hi-Speed対応)、AV出力 |
本体サイズ | 幅91×奥行き37.1×高さ60mm |
重さ | 約197g(本体のみ)/約253g(装備重量) |