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日本HP、デュアルコアOpteronにも対応するサーバー製品“HP ProLiant”シリーズを発表――デュアルコア搭載モデルの受注開始は5月末を予定

2005年04月23日 11時45分更新

文● 編集部 小西利明

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最大4プロセッサー搭載が可能なラックマウントサーバー『HP ProLiant DL585』 ブレードサーバー『HP ProLiant BL45p』。こちらも最大4プロセッサー搭載可能
最大4プロセッサー搭載が可能なラックマウントサーバー『HP ProLiant DL585』ブレードサーバー『HP ProLiant BL45p』。こちらも最大4プロセッサー搭載可能

日本ヒューレット・パッカード(株)(以下日本HP)は22日、“デュアルコア AMD Opteronプロセッサ”に対応するx86サーバー『HP ProLiant DL585』と『HP ProLiant BL45p』、および関連製品を発表した。搭載CPUにはシングルコア版とデュアルコア版のOpteronを選択可能で、シングルコア版は本日より受注開始、デュアルコア版は5月末の受注開始予定となっている。

大手サーバーベンダーの先陣を切って、日本HPが同日に発表されたばかりのデュアルコアOpteronに対応するサーバー製品を投入する。発表された製品は以下の2製品。

HP ProLiant DL585(ラックマウントサーバー型)
対応CPU(発表時点):AMD Opteron 852/850/848/844、搭載可能CPU数:4、最大メモリー容量:64GB、拡張スロット:PCI-Xスロット×8(133MHz×2、100MHz×6)、高さ:4U(約17.78cm)、対応OS:Windows 2000 Server/Advanced Server、Windows Server 2003 Standard Edition/Enterprise Edition、Red Hat Enterprise Linux 3など
価格:189万円より、出荷開始:5月下旬
HP ProLiant BL45p(ブレードサーバー型)
対応CPU(発表時点):AMD Opteron 852、搭載可能CPU数:4、最大メモリー容量:32GB、対応OS:WindowsまたはLinux
価格:100万8000円より、出荷開始:5月下旬

同社エンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部、インダストリー スタンダード サーバ製品本部 本部長の上原宏氏は、2004年度の同社のx86サーバービジネスは非常に好調で、2004年第4四半期には金額ベースの市場シェアでついに1位になったことを報告。この好調を維持して台数ベースでも1位を目指すと抱負を述べた。またOpteronを搭載する製品は、当初の官公庁や研究所レベルのHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)用途といった限定された用途から、自動車や機械設計、金融分野の分析用途、CG映画などの高品位なデジタルコンテンツ制作など、パフォーマンス重視する汎用的な用途へと導入が広がっているとした。またx86サーバー製品の顧客の傾向のひとつとして、「32bitと64bitのアプリケーションを共存させつつ、いきなりではなく段階的に64bit環境への移行を志向している」と分析した。

昨年第4四半期での国内x86サーバー市場のシェアグラフ(金額ベース、IDCジャパン調べ)。OpteronやXeon搭載製品が好調で、同社がトップに躍り出たとする
昨年第4四半期での国内x86サーバー市場のシェアグラフ(金額ベース、IDCジャパン調べ)。OpteronやXeon搭載製品が好調で、同社がトップに躍り出たとする

また同社のx86サーバー製品の戦略について語った米HP(Hewlett-Packard)社インダストリ スタンダードサーバー マーケティング担当副社長のポール・ミラー(Paul Miller)氏は、「ブレードサーバー市場はパワーコンサンプション(消費電力)が重要」と述べ、消費電力当たりのパフォーマンスの高さをアピールするデュアルコアOpteronベースのサーバーが、最高のパフォーマンスを発揮するとした。

記者団の質問に答える、米HP社インダストリ スタンダードサーバー マーケティング担当副社長のポール・ミラー氏 デュアルコアOpteronを4基搭載した同社のシステムと他社の4~8プロセッサー製品とのパフォーマンス比較グラフ
記者団の質問に答える、米HP社インダストリ スタンダードサーバー マーケティング担当副社長のポール・ミラー氏デュアルコアOpteronを4基搭載した同社のシステムと他社の4~8プロセッサー製品とのパフォーマンス比較グラフ

DL585は中~大規模データーセンター向けに開発されたラックマウントサーバーで、OpteronまたはデュアルコアOpteronを最大4個まで搭載可能である。シングルコアのOpteronを選択した場合は、最高でクロック周波数2.6GHzの『Opteron 852』を搭載可能だ。デュアルコアOpteronのどの製品に対応するかは明示されていないが、8xxシリーズの3製品ともがサポートされると予想される。同社ではデュアルコアOpteronを4個搭載した場合、8プロセッサーサーバーに匹敵する性能を、4Uサイズの本機で実現可能としている。主な対応OSはWindows Server 2003やRed Hat Enterprise Linux 3など。64bit OSにも対応し、Linuxはすでに対応済み、64bit版Windows Server 2003については、マイクロソフト(株)による正式リリースに合わせて対応するとのこと。価格は189万円より。

米国から届いたばかりのデュアルコアOpteron 875を搭載した、DL585のサンプル機
米国から届いたばかりのデュアルコアOpteron 875を搭載した、DL585のサンプル機

BL45pは同社のx86ブレードサーバー製品の最上位に位置する新製品で、シングルコアのOpteronまたはデュアルコアOpteronを4プロセッサー搭載可能。シングルコア選択時のCPUはOpteron 852-2.6GHzを搭載する。デュアルコアOpteronのどの製品に対応するかは公表されていない。同社では高さ6U(約26.67cm)のエンクロージャー(ブレード用ラック)『HP BladeSystem サーバブレードエンクロージャ』に、BL45pを4台まで格納可能としている。64bit OS対応に関してはDL585と同様の方針を取ると見られる。価格は100万8000円より。

また同社では“HP BladeSystem”用の薄型電源ユニットとして、『HP BladeSystem p-Class 1U パワーエンクロージャ』も発表した。同時に6基までのエンクロージャーに電源を供給可能としている。価格は14万円より。

HP BladeSystem p-Class 1U パワーエンクロージャ
HP BladeSystem p-Class 1U パワーエンクロージャ

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