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【特別企画】『PowerBook G4 17インチ 1GHz』ロードテスト(最終回)~Guitar Rigをバージョンアップしてみた!~

2005年04月22日 21時33分更新

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お気に入りは「PSYCHE DELAY」

いや~、ここからはもう、音楽を言葉で表現する際に付きものの、“お前、バカだろと言われても仕方のない擬音語”の世界に突入してしまうわけだが、ホントね、すごいっスよ。何がすごいって、「PSYCHE DELAY」のすごいこと、すごいこと。もうね、自分でギターを弾いてるだけで完全にいっちゃいます、あっちの世界に。だってね、「15 -1.1 Up-date Bank-」に収められている「44 Psychekiller」なんて、「PSYCHE DELAY」が2つ効いているんですが、ディレイがあり得ないくらいあとになって返ってきちゃうんですから。ポロロ~ンと弾いた10秒後くらいにウニュ、ウニュ、ウニュ、ウニュニュニュニュ~って感じで複雑な残響がフェードバックしてくるわけです。ほかにも「24 Screa-ming Psyche」「47 Psycho V」あたりはホント最高です。

「16 -1.2 Update Bank-」ではディストーション系が主流で、汎用性の高い歪み系サウンドがてんこ盛りだ。正直、「これだけあれば、もう、いいだろ」という感じ。ちなみに、ここでも「PSYCHE DELAY」は大活躍で、「44 Plexi Cat Psychy」などは何とも上品な歪みとアクの強いエコーが絶妙なバランスで融合されている。このバンクでの筆者のお気に入りは「8 Raw Rig」。「Demon Dis-tortion」と「PITCH PEDAL」が効いており、特に「PITCH PEDAL」では、フットコントローラー「Rig Kontrol」の踏み込みに応じて設定した音の高さが変化する。もう、めちゃめちゃ気持ちのいいサウンドです。

というわけで、「たかだかマイナーアップデートじゃん!」と思ってバカにしてはいけない。「Guitar Rig」のバージョン1.2は、あたかも新製品を購入しかたのような驚きと感動を与えてくれる。ギターがそこそこ弾けて、同時にDAWで音楽制作を行っているようなユーザーは、是非、一度試してみてほしい。ホントにお勧めです。サウンドデザインに一層の幅と奥行き、そして楽しみを与えてくれるはずだ。

そして「PowerBook G4 17inch 1GHz」のロードテストも今回でおしまい。今度は新しく出た「PowerBook G4 15inch」シリーズで、また音楽ネタをやろうかな。ではでは~、またそのうちに~。



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