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ロボットラボラトリー、ロボット分野の“研究者ネットワーク検索エンジン”の実証試験を開始

2005年04月18日 00時00分更新

文● 編集部

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大阪市の次世代ロボット産業振興拠点“ロボットラボラトリー”は18日、研究者だけでなく、研究者の人脈も表示できる検索システム“研究者ネットワーク検索エンジン POLYPHONET(ポリフォネット)”の実証試験を同日付けで開始すると発表した。

POLYPHONETは、独立行政法人の産業技術総合研究所と特定非営利法人の研究開発型NPO振興機構が共同で開発したもの。研究者の専門分野やキーワード、研究者名を入力して検索すると共同研究室や共著などに関する公開情報を解析し、研究者がどのような領域でどのグループに所属しているか、どの研究者とのつながりが深いかといった人的ネットワークを抽出するのが特徴。これにより研究者への効果的なアプローチ法が分かるという。実証試験は、国内3600名の研究者データと、ロボットラボラトリーへの来場企業を対象として行ない、そこで発生する課題を元にさらにシステムの精度を上げる予定。

同システムを本格導入することで、関西圏だけでなく、全国のロボット研究者と連携した新しいサービスや製品を創出するための効果的な体制作りを目指すとしている。

ちなみに、ロボットラボラトリーは、次世代ロボットテクノロジー(RT)産業を創出するために大阪市が2004年11月に開設した拠点。管理/運営は(財)大阪市都市型産業振興センター(大阪産業創造館)が行なっている。ラボラトリーリーダーは石黒周氏。

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