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富士通、夏商戦向け“FMV-BIBLO”シリーズのノートパソコン新製品を発表――最新プラットフォーム採用で基本性能向上を重視

2005年04月19日 14時07分更新

文● 編集部 小西利明

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FMV-BIBLO MG MG70L/T。Sonomaベースで一段とパワーアップ
FMV-BIBLO MG MG70L/T。Sonomaベースで一段とパワーアップ

モバイルノートサイズにアナログTVチューナーを内蔵して話題となった“FMV-BIBLO MG”シリーズは、夏の新製品ではSonomaプラットフォームに強化された新筐体の14.1インチ液晶ディスプレーモデルと、従来機種のマイナーチェンジとなる13.3インチ液晶ディスプレーモデルの2ラインナップ4機種が登場する。全機種がタッチパッドボタンの中央に、Windowsのログオンパスワード代わりに使える指紋認証ユニットを内蔵している点は、従来機種から継承された特徴となっている。

Sonomaプラットフォームを採用したのは、『MG70L/T』『MG70L』の2製品。MG70L/Tがデバイスを交換可能な“モバイル・マルチベイ”にアナログTVチューナー(TVベイ)を内蔵している以外は、ハードウェア仕様は同一である。付属のヘッドホンはTVアンテナの機能を備えていて、MG70L/Tと付属ヘッドホンを使えば、屋外でもTVを受信して楽しむことができる。通常のアナログTVアンテナケーブルも接続可能である。TVベイにはハードウェアMPEG-2エンコーダーも内蔵されているので、TV録画も簡単にこなせる。搭載する液晶ディスプレーは14.1インチXGAである。

注目点のSonomaプラットフォーム採用だが、グラフィックス機能を内蔵するIntel 915GM Expressチップセットを核に、CPUにはPentium M 740-1.73GHz、メモリーはデュアルチャネル接続されたDDR2 533を512MB標準搭載している。内蔵無線LAN機能はIEEE 802.11a/b/gのトリプルモード対応だ。また拡張用ExpressCardスロットも備えるほか、Gigabit Ethernet(1000BASE-TX)対応のLAN機能も装備している。内蔵HDDは100GB。TV録画を多用するには、やや少ない容量か。光ドライブはモバイル・マルチベイに装着するタイプで、TVチューナーとは排他利用となる。スペックは2層式DVD+R記録対応のDVDスーパーマルチドライブ(2層式DVD+R 最大2.4倍速書き込み、DVD±R 最大8倍速書き込みなど)となっている。

インターフェース類には、USB 2.0×3、IEEE 1394(S400、4ピン)、LAN端子(10/100/1000BASE-T)、アナログディスプレー出力端子、Sビデオ出力端子、Sビデオ入力端子(共に専用ミニジャック)、V.92 56kbpsモデム用モジュラージャックなどを備える。また拡張スロットとしてExpressCard、PCカード(Type II)×1、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカード/メモリースティック兼用)を備える。内蔵バッテリーはリチウムイオン充電池で、約3.5時間のバッテリー駆動が可能(JEITA測定法1.0)。またモバイル・マルチベイに別売りの“増設用バッテリー”を装着すれば、最大で約6時間の駆動が可能としている。本体サイズは幅306mm×奥行き248mm×高さ32.5mm。重量は約1.99kg(DVDスーパーマルチドライブ搭載時)である。

MG50L/T
MG50L/T

一方マイナーチェンジに止まった13.3インチXGA液晶ディスプレー搭載モデルは、『MG50L/T』と『MG50L』の2機種である。TVチューナーが付属するのはMG50L/Tで、交換可能なモバイル・マルチベイにアナログTVチューナー搭載のTVベイ、またはDVDスーパーマルチドライブを搭載する点はMG70Lシリーズと同様だ。それ以外のハードウェア仕様は両機種ともほぼ同等である。

CPUにはCeleron M 350-1.30GHzを搭載し、チップセットはグラフィックス機能を内蔵するIntel 852GM、メモリーは標準で256MBを搭載する。内蔵HDDは両機種で異なり、MG50Lが80GB、MG50L/Tはやや多い100GBを内蔵している。Celeron MはPentium Mに比べて、消費電力を抑制する“拡張版Intel SpeedStepテクノロジ”が搭載されていないというハンデを持つ。そのためバッテリー駆動時間もMG70Lシリーズに比べてやや短く、内蔵バッテリーで約2.9時間(JEITA測定法1.0)となっている。

インターフェース類には、USB 2.0×3、IEEE 1394(S400、4ピン)、LAN端子(10/100BASE-TX)、アナログディスプレー出力端子、Sビデオ出力端子、Sビデオ入力端子(共に専用ミニジャック)、V.92 56kbpsモデム用モジュラージャックなどを備える。また拡張スロットとしてPCカード(Type II)×1と、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカード/メモリースティック兼用)を備える。本体サイズは幅293mm×奥行き236.5mm×高さ31.2mm。重量は約1.87kg(DVDスーパーマルチドライブ搭載時)である。

全機種の予想実売価格は下記スペック一覧を参照のこと。また発売予定日はMG50L/Tのみ29日で、それ以外の機種は23日発売となっている。

FMV-BIBLO MGの主なスペック

MG70L/T
Pentium M 740-1.73GHz/512MBメモリー/Intel 915GM内蔵グラフィックス/100GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/アナログTVチューナー搭載/14.1インチXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
24万円強/23日発売予定
MG70L
Pentium M 740-1.73GHz/512MBメモリー/Intel 915GM内蔵グラフィックス/100GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/14.1インチXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
22万円強/23日発売予定
MG50L/T
Celeron M 350-1.3GHz/256MBメモリー/Intel 852GM内蔵グラフィックス/100GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/アナログTVチューナー搭載/13.3インチXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
21万円前後/29日発売予定
MG50L
Celeron M 350-1.3GHz/256MBメモリー/Intel 852GM内蔵グラフィックス/80GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/13.3インチXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
19万円前後/23日発売予定

マイナーチェンジでPentium Mモデルに統一
FMV-BIBLO LOOXシリーズ

FMV-BIBLO LOOX T75L/T。艶やかなブラックボディーが美しい
FMV-BIBLO LOOX T75L/T。艶やかなブラックボディーが美しい

重量約1.5kgのサブノートにTVチューナーを内蔵して、2005年春の新製品の話題をさらった“FMV-BIBLO LOOX”シリーズ。今夏の新製品では基本性能が若干向上した3製品が発表された。LOOXのユーザーはモバイル性能とハイスペックの両立を求めるユーザーが多いとのことで、今回から超低電圧版Celeron M搭載モデルがなくなり、全機種が超低電圧版Pentium M 753-1.20GHz搭載に一本化された。パフォーマンスだけでなく、バッテリー駆動時間延長(約3.6~3.7時間。JEITA測定法1.0)の面からも歓迎すべき仕様であろう。

全3機種中、TV視聴・録画機能を持つのは『LOOX T75L/T』のみ。アナログTVチューナーはMGシリーズと同様に、“モバイル・マルチベイ”に交換可能なユニットとして搭載されている。付属のヘッドホンがTVアンテナになる点もMGシリーズと同様だ。T75L/Tのほかに、TVチューナーを省いた『T75L』と、さらにスペックを抑えて低価格を実現した『T70L』がラインナップされている。

先にも述べたように、今夏のLOOXシリーズは全機種が同じCPUと同じチップセットを搭載している。チップセットはIntel 855GME(グラフィックス機能内蔵)を採用。メモリーはT75L/TとT75Lが512MBを、T70Lは256MBを標準搭載する。内蔵HDDは逆で、T75L/Tのみ100GBを搭載し、ほかの2機種は80GBとなっている。サブノートクラスで100GB HDDを標準搭載する製品は非常に珍しい。光ドライブはモバイル・マルチベイに装着するユニットタイプで、T75L両機種にはDVDスーパーマルチドライブ(2層式DVD+R 最大2.4倍速書き込み、DVD±R 最大8倍速書き込みなど)が、T70LにはCD-RW/DVDコンボドライブ(DVD-ROM 最大8倍速読み込み、CD-R 最大24倍速書き込み、CD-RW 最大10倍速書き換えなど)が付属する。ちなみに18機種ある今夏のFMV-BIBLO新製品の中で、DVDスーパーマルチドライブを搭載していないのはT70Lのみだ。

ボディーカラーは全機種がブラックだが、T75L両機種は艶やかなピアノ調の黒で、T70Lはマットなつや消しの黒となっている。搭載する液晶ディスプレーは10.6インチのワイドタイプで、1280×768ドットの解像度を持つ。タッチパッドのボタンの中央に、Windowsログオンやウェブサイトのパスワード入力代わりに使用できる指紋認証ユニットが付いているのも特徴の1つである。

インターフェース類はTVチューナー部分をのぞけば全機種共通で、USB 2.0×2、IEEE 1394(S400、4ピン)、LAN端子(10/100BASE-TX)、アナログディスプレー出力端子、ヘッドホン/光デジタルオーディオ出力端子(丸型)、V.92 56kbpsモデム用モジュラージャックなど。T75L/Tのみ、アンテナ入力やSビデオ出力、ビデオ入力(専用ミニジャック)などを備える。拡張スロット類は、PCカード(Type II)とコンパクトフラッシュ(Type II)、SDメモリーカード/メモリースティック兼用スロットを1つずつ備えている。

予想実売価格はT75L/Tが27万円強、T75Lが25万円前後、T70Lは22万円前後と想定されている。機能が豊富な分、やや高めの価格設定と言えるだろう。

FMV-BIBLO LOOX Tの主なスペック

T75L/T
超低電圧版Pentium M 753-1.20GHz/512MBメモリー/Intel 855GME内蔵グラフィックス/100GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ/10.6インチWXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属/TVチューナーベイ付属
27万円強
T75L
超低電圧版Pentium M 753-1.20GHz/512MBメモリー/Intel 855GME内蔵グラフィックス/80GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ/10.6インチWXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
25万円前後
T75L
超低電圧版Pentium M 753-1.20GHz/256MBメモリー/Intel 855GME内蔵グラフィックス/80GB HDD/CD-RW&DVDコンボドライブ/10.6インチWXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
22万円前後

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