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フジテレビとライブドアが基本合意――ニッポン放送はフジテレビの完全子会社に

2005年04月18日 20時07分更新

文● 編集部

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(株)フジテレビジョンと(株)ライブドアは18日、(株)ライブドア・パートナーズの全株式をフジテレビに譲渡するとともに、フジテレビのライブドアへの資本参加、フジテレビとライブドアの業務提携などについて、基本合意し、最終契約を締結したと発表した。

基本合意では、ライブドアが、同社の完全子会社の(株)ライブドアフィナンシャルホールディングスの完全子会社である(株)ライブドア・パートナーズの全株式を、フジテレビに21億円で譲渡する。ただし、ライブドアとライブドア子会社のライブドア・パートナーズへの貸付金債権の買い受けまたは弁済が行なわれるため、買い取り価額の総額は670億円となる。譲渡完了後、ライブドア・パートナーズは“株式会社LFホールディングス”(仮称)に社名を変更し、フジテレビが指名する取締役の選任などを行なう。

資本参加では、ライブドアが実施する第三者割当増資をフジテレビが引き受ける。割当株数は1億3374万株(1株あたり329円)で総額440億円(増資完了後の株式数の12.75%)。これにより、 ただし、ライブドアが同意しない限り、フジテレビは2007年9月末まで株式の第三者への譲渡や貸株などを行なわないことで合意しているという。

業務提携では、放送/通信融合領域での個別の業務提携の方向性を探るために“業務提携推進委員会”を設置し、プロジェクトチームごとに定期的な協議を行なっていくという。

併せて、フジテレビは(株)ニッポン放送を子会社化する。ライブドア・パートナーズの保有ぶんなどを加えるとニッポン放送の株式の68.87%を保有することになり、筆頭株主の完全親会社となる。なお、ライブドアを含むニッポン放送の株主に対して株式交換により交付される金額は、1株あたり6300円の予定。

今回の基本合意によりフジテレビの負担は1470億円前後となるという。

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