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I・OプラザAKIBAでセキュリティ製品体験会を開催!各種ストレージ製品を展示

2005年04月19日 20時21分更新

文● 北村

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 アイ・オー・データ機器は16日と17日の2日間、同社のショールームであるI・OプラザAKIBAでセキュリティ製品の体験会“個人情報保護、大丈夫ですか?”を開催した。個人情報保護法の本格施行にともない各企業が対応を迫られるなか、データセキュリティ機能搭載の各種ストレージ製品を体験できるイベントだ。

I・OプラザAKIBA
I・OプラザAKIBAで開催中のセキュリティ製品体験会“個人情報保護、大丈夫ですか?”
イベント告知
会場でアンケートに答えると先着200名にセキュリティ関連ソフトの体験版をプレゼントしていた

 展示されていた製品は、同社製の3.5インチ外付けHDD“HDH-SU”シリーズ、2.5インチ外付けHDD“HDPX-SU”シリーズ、USBメモリ“ED-S ”シリーズの3製品。製品に搭載されるデータセキュリティ機能は“iSPIS(アイ・スパイス)”と呼ばれ、ディスクロックツール、オート暗号化ツール、データ分散化ツールの3つから構成される。“HDH-SU”シリーズにはディスクロックツールとオート暗号化ツールが、“HDPX-SU”シリーズにはすべてが、“ED-S”シリーズにはデータ分散化ツールが搭載されている。
 ディスクロックツールの“HDDロック”は、HDDを丸ごとロックし、設定したパソコン以外で利用できなくする機能。パスワードの入力か、同社製のセキュリティ機能付きUSBメモリ「EasyDisk」を鍵として挿入することでHDDにアクセス可能となる。ソフトウェアでのロックと、HDDに搭載されている自己診断機能“SMART”を操作するといったハードウェアでのロックの2重ロック方式のため、製品を分解してドライブを直接PCに接続してもデータにアクセスできないというしくみだ。
 オート暗号化ツールの「暗号フォルダ」は、あらかじめ作成した暗号フォルダ内にあるファイルを自動的に暗号化する機能で、ドライバインストール時に設定を行なったPC以外からは暗号フォルダ内のファイルを開いてもデータは見えない(ファイル名は見えるが、ファイルを開くと破損したデータのように見える)しくみ。
 データ分散化ツールの「e-割符」は、データを複数のファイルに分割するソフトで、分割したファイルすべてがそろわないとデータの復元はできない。重要なデータをメールやUSBメモリなどで分割送付し、出先で復元させることで移動や運搬時の流出リスクを低減するのが目的となる。各分割ファイルからは元データを解読できない“秘密分散法”を採用し、個人情報保護法のガイドラインにも有効とのこと。なお、“iSPIS”の対応OSはWindows XP/2000となっている。

暗号フォルダ設定画面
“暗号フォルダ”の設定画面

 3.5インチ外付けHDD“HDH-SU”シリーズは、7200回転のHDDに“iSPIS”を搭載した製品。インターフェイスはUSB2.0。サイズは49.0(W)×193.9(D)×174.9(H)mm、重量は約1.35kg。対応OSはWindows XP/2000/Me/98、Mac OS 9.1/9.2、Mac OS X 10.1~10.3.8。標準価格は160GBが1万9800円、250GBが2万5300円、300GBが3万9000円、400GBが4万2300円。300GBモデルは4月中旬発売予定で、それ以外のモデルは先週から発売となっている。

HDH-SU
3.5インチ外付けHDD“HDH-SU”シリーズ

 2.5インチ外付けHDD“HDPX-SU”シリーズは、“iSPIS”の搭載はもちろん、データの誤消去を防ぐライトプロテクト機能が搭載されている。インターフェイスはUSB2.0で、バスパワーで駆動するためACアダプタは不要。サイズは76(W)×122.5(D)×16.2(H)mm、重量は約200g。対応OSは“HDH-SU”シリーズと同じ。価格は40GBが1万6800円、60GBが2万2000円、80GBが2万5300円。発売日は4月末の予定。

HDPX-SU
2.5インチ外付けHDD“HDPX-SU”シリーズ

 USBメモリ“ED-S”シリーズは、「EasyDisk Platinum2」をベースに、使用時にパスワードを確認してくる個人認証機能と、重要データを閲覧した後自動的に消去する“VOLATILE(ボラタイル)機能”を付加したもの。同製品はパスワード入力に5回失敗するとログインが行なえなくなり、解除には管理者ツールが必要となるセキュリティ機能が搭載されている。ちなみに“VOLATILE機能”はUSBメモリー内の重要データを使用後に自動消去するための専用フォルダを使用しており、データを特殊な方法で消去するため、データ復元ソフトなどを使用しても内容の参照は不可能となる。価格は256MBが7200円、512MBが1万3000円、1GBが2万4500円、2GBが5万5000円。この製品は受注生産品となっているが、現在アイ・オー・データ機器のショッピングサイト「ファクトリストア」には在庫があるとのこと。

ED-S
USBメモリ“ED-S”シリーズ
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