AOpenからA4サイズのノートPCベアボーン「1559-JLS」が発売された。注目なのは、nVIDIAが提唱しているノートPCのGPU交換を可能にする規格“MXM(Mobile PCI Express Module)”に対応しているところで、同規格に対応した製品の発売は初となる。
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nVIDIAが提唱しているノートPCのGPU交換を可能にする規格“MXM(Mobile PCI Express Module)”に対応したA4サイズのノートPCベアボーン「1559-JLS」 |
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キーボードを外した状態。右上にCPUソケットが見える |
チップセットに“i915PM”+“ICH6M”を採用。FSBは533/400MHzで、CPUはPentium M/Celeron M(1.5~2.26GHz)に対応する。対応メモリはDDR2 SO-DIMM×2(デュアルチャンネル対応、最大2GBまで)。Serial ATA接続の2.5インチHDD×1を搭載可能だ。
グラフィックには“MXM”に対応した“Geforce GO 6600”(ビデオメモリ128MB)を標準装備しており、GPUモジュールの交換が可能となっている。ただし、現在のところ対応モジュールの単体発売はされていない。液晶オンボードサウンドはインテルのPC用オーディオ規格“High Definition Audio”に対応しており、本体に1W+1Wのステレオスピーカーを内蔵する。インターフェイスは、PCカードスロット(Type II)×1、Express Cardスロット×1、IEEE1394×1、USB 2.0×3、ギガビットイーサ、S端子ビデオ出力、アナログRGB出力端子など。また、ワイヤレスLANのアンテナが本体に内蔵されているが、miniPCIモジュールは別売となる。本体サイズは330(W)×275(D)×40.1(H)mmで、HDDと光学ドライブと付属バッテリを含む重量は約2.8Kg。価格はブレスで12万8000円のほか、T-ZONE.PC DIY SHOPでは薄型コンボドライブが付属したモデルが12万8000円、薄型コンボドライブと2.5インチHDD(富士通製Serial ATAの80GB)付属モデルが13万8000円となっている。
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“MXM”スロットは本体底面のカバーを開けたところにある | | “MXM”対応のGPUモジュールはヒートパイプとファンを併用して冷却するようだ |
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本体側面には、マルチメディアカードリーダー(SD/MS/MMC)のほか、PCカードスロット(TypeII対応)、Expressカードスロットなどが装備されている | | 本体背面のインターフェイスは、IEEE1394×1、USB 2.0×3、ギガビットイーサ、モデムなど |
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