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VMware、プライベートネットワークをサポートするデスクトップ仮想化ソフトウェア『VMware Workstation 5日本語版』を発売

2005年04月14日 20時10分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ヴイエムウェア(株)は14日、東京・恵比寿の恵比寿ガーデンプレイスタワーにプレス関係者を集め、デスクトップ仮想化ソフトウェアの最新版『VMware Workstation 5日本語版』を本日発売開始すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は3万円。

米ヴイエムウェア社のアジアパシフィック担当副社長マイク・クレイビル氏 システムエンジニアの名倉丈雄氏
米ヴイエムウェア社のアジアパシフィック担当副社長 兼 ジェネラルマネージャーのマイク・クレイビル氏システムエンジニアの名倉丈雄氏

発表会には、米ヴイエムウェア社のアジアパシフィック担当副社長 兼 ジェネラルマネージャーのマイク・クレイビル(Mike Clayvill)氏、日本法人のシステムエンジニアの名倉丈雄氏らが出席し、VMware全般の位置づけや役割、最新版の特徴などを説明した。

VMwareは、自身が動作するOS(“ホストOS”と呼ぶ)上にハードウェアやOSなどを構築して仮想マシン環境(“ゲストOS”と呼ぶ)を実現するデスクトップ仮想化ソフトウェア。アプリケーション開発や動作テストの環境として、複数の同一環境を構築する時間や手間を削減できるのが一番のメリットとクレイビル氏は語る。

VMwareには、パソコン1台にインストールして複数のデスクトップ環境を構築・運用するWorkstationのほかに、

  • x86サーバーにインストールしてクライアントマシンで仮想デスクトップを複数運用する『VMware GSX Server
  • WorkstationやGSX Serverの運用ポリシーを設定・管理する『VMware ACE
  • サーバー環境を仮想化するエンタープライス製品『VMware ESX Server
  • ESX Serverを一元管理するサーバー管理ソフトウェア『VMware VirtualCenter

といったラインナップがある。

今回発表されたWorkstation 5日本語版では、

  • 複数の仮想マシンでプライベートLAN環境を実現する“チーミング”機能を搭載
  • 複数のマシン環境を記録・復元する“マルチスナップショット”機能と搭載
  • 仮想マシン環境をファイルに保存し、同一環境を複数構築する“クローニング”機能を強化し、前回保存した状態からの変更部分のみを記録する“リンククローン”機能を搭載
  • ホストOSとして64bit OS(試験段階のWindows XP/Windows Server 2003、Red Hat Enterprise Linux 3/4、SUSE Linux Enterprise Server 8/9)、および64bit拡張機能を持つCPU(インテルの“EM64T”対応CPU、AMDのOpteron/Athlon 64)をサポート
  • ゲストOSを拡充し、Red Hat Enterprise Linux 4/Red Hat Linux Advanced Server 3、SUSE Linux Enterprise 9/SUSE Linux Pro 9.2、Mandrake Linux 10、Java Desktop System、Novell Linux Desktop 9をサポート(いずれも32bit OS)
  • 仮想マシンを操作するコマンドを追加(コマンドラインからの起動/制御が可能)

などの変更・改良が行なわれている。

チーミング機能の説明
チーミング機能の説明

チーミング機能は、複数クライアントをまたいで作業する環境を仮想化するもので、ネットワークの負荷や帯域を制限(変更)することも可能。スナップショット機能は従来から用意されているが、新たに複数環境を保存・復元可能になり、以前の状態から分岐して異なる環境を構築し、比較・検証することもできる。

マルチスナップショット機能の説明
マルチスナップショット機能の説明

このほか、複数の仮想マシンを動作させた場合のネットワーク/メモリーなどのリソースを一部共有することでパフォーマンスを向上、サスペンド/レジュームの時間を短縮(同社の計測では30秒程度かかったところが5秒程度になったという)、最新CPUのNXビット/XDビット(読み/書き/実行の権限を監視するセキュリティー機能)を再現、DirectX 8ベースのDirect 3D機能を試験的にサポート、などの機能強化を図ったという。

なお、2004年12月15日以降に『VMware Workstation 4.5』を購入した登録ユーザーは無償アップグレード可能、それ以前の購入者向けは有償(1万8000円)でアップグレード可能(いずれも同社ウェブサイトからダウンロード)。また、30日間利用可能な“評価版”も提供するとのこと。

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