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【特別企画】『PowerBook G4 17インチ 1GHz』ロードテスト(第5回)~DJデビューへの長く険しい道のり その3~

2005年04月11日 20時18分更新

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ポータブルなDJミキサー

ここで、ひとつ、面白い製品を紹介しよう。仏HERCULES社の「DJ CONSOLE」(販売元:(株)フックアップ、税込み価格:3万9900円、問い合わせ先:http://www.hookup.co.jp/)だ(写真3)。これ、いい! やっぱりトラックパッドやマウスでの操作というのはどうしてもまどろっこしいわけで、特にサウンドを聞きながらリアルタイムに迅速かつ微妙な調整が必要となる音楽系のソフトでは、こうしたフィジカルコントローラーがめちゃめちゃ便利なのだ。しかも「DJ CONSOLE」は小さい! まさにポータブルなDJミキサーというわけだ。別にアナログのターンテーブルやCDJまではいらないけれど、「TRAKTOR DJ STUDIO」でちょっと本格的にDJをやってみたいという人には絶対にオススメです。また、「TRAKTOR DJ STUD-IO」をまだ持ってないという人は、「DJ CON-SOLE」に最適化されたソフト「Traktor Studio DJ for DJ Console」が同梱されている「DJ Console For MAC」(税込み価格:4万9350円)をどうぞ。実はこっちのソフトを使ったほうが、「DJ CONSOLE」のすべてのボタンやツマミ類をぎっちり使えるんですね~。でも、筆者は「TRAKTOR DJ STUDIO」を持ってしまっているため(別に悪いことじゃないんだけど)、同ソフトで「DJ CONSOLE」を使ってみた。

とってもかわいらしい「DJ CONSOLE」
【写真3】とってもかわいらしい「DJ CONSOLE」。DJ初心者の入門用としてはもちろんですが、すでにDJの機材をそろえてしまっている人でも、シャレで持っているといいかもしれません。ベルトを取り付けて、肩からかけることもできるんですね~。操作性もなかなかです

セッティングの仕方は簡単で、PowerBook G4 17inchとDJ CONSOLEをUSBケーブルで接続し、あとは付属のドライバーソフトをインストールするだけでいい。しかし、実はこのあともう1つ手続きが必要になる。開発元の仏HERCULES社(http://www.hercules.com/)か、販売元のフックアップ(株)のWebページから「DJConsole.tks」というファイルをダウンロードし、「TRAKTOR DJ STUDIO」の「Setup」パネルで同ファイルをロードしなければならないのだ。筆者は最初これを知らなかったため、「おいおい、動かね~よ、おい、なんで? なんで? どうして?」と大騒ぎし、年末進行で忙しい編集者たちに多大な迷惑をかけてしまった。

「DJ CONSOLE」の操作感は極めて良好で、アナログのターンテーブルを使ったときとほとんど同じノリでプレーできる。リリースしたい個所の頭出しなどは本当に楽ちんです。たった10万円以下の投資で、これまでとはまったく違った音楽との付き合い方に目覚められると思えば、ぜんぜん安いものではないだろうか?

次回は?

アップデーターによってコンポーネントが増える! 「GUITAR RIG」を久しぶりにレポートします!

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