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【最新パーツ性能チェック(Vol.32)】nVIDIA製新チップセット“nForce 4 SLI Intel Edition”発表!その実力はいかに?

2005年04月09日 22時58分更新

文● 鈴木 雅暢

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 現地時間の5日、nVIDIAから注目のPentium 4用チップセット“nForce 4 SLI Intel Edition”が発表された。これはコードネーム“C19”と呼ばれていたもので、2枚のグラフィックスカードを装着して並列動作させる同社独自の機能“SLI(Scalable Link Interface)”機能に対応したものだ。今回、同社から評価システムを入手できたので、この新チップセットの性能を速報しよう。

C19
インテル系CPUで初めてSLIに対応したチップセット“nForce 4 SLI Intel Edition”。コードネーム“C19”と呼ばれていたもので、今回入手したシステムにも“C19”の文字が見える
ロゴ
“nForce 4 SLI Intel Edition”を搭載するマザーにはこのようなロゴが表記される

初のインテルCPU向けnForce登場!
Pentium 4でもSLI環境の構築が可能に!

 GPUのトップメーカーとして有名なnVIDIAが“nForce”シリーズでチップセット事業に参入したのは、2001年の秋だ。チップセットメーカーとしては後発だが、先進的な機能を積極的に盛り込んだ仕様が評価され、AMDプラットフォームではVIAと並んで2強を形成している。しかし、これまではPentium 4のシステムバスライセンスの問題がネックとなり、インテルプラットフォームのチップセットはリリースされていなかった。
 先日インテルとnVIDIAがクロスライセンス契約を結んだことにより、nVIDIAがバスライセンスを取得。Pentium 4向けチップセットのリリースへの障害がなくなり、同社初のインテル用プラットフォームとして用意されたのが、この“nForce 4 SLI Intel Edition”ということになる。
 このチップセットは、その名のとおりAMD64プラットフォームの“nForce 4 SLI”のPentium 4版となるもので、AMD64版の“nForce 4 SLI”との大きな違いは、ノースブリッジ/サウスブリッジの2チップ構成をとることだ。Athlon 64はメモリコントローラをCPUに内蔵しているためワンチップで構成していたが、Pentium 4システムではメモリコントローラがチップセットの機能として加わっているため、2チップに分けている。なお、nVIDIAではメモリコントローラを含むノースブリッジを“SPP(System Platform Processor)”、I/O系コントローラを統合したサウスブリッジを“MCP(Media and Communications Processor)”と呼んでいる。

マザー 基板
今回入手した“nForce 4 SLI Intel Edition”搭載マザーボード。nVIDIAのリファレンスボードだリファレンスボードに搭載されていたSINGLE/NORMALモード切替時に差し替える基板

FSB1066MHzとデュアルチャネルDDR2-667をサポート
Pentium 4チップセットとして最高のスペックを搭載

 “nForce 4 SLI Intel Edition”の目玉機能は、もちろん2枚のグラフィックスカードを差すことで3D描画パフォーマンスを大幅に引き上げる“nVIDIA SLI”をサポートすることだ。しかし、それ以外にもPentium 4向けチップセットとしては目新しい先進のフィーチャを備える。まず、FSB1066MHzをサポートし、Pentium 4 Extreme Editionに対応。インテル製チップセット“925XE”以外では初めてFSB1066MHzをサポートしたチップセットとなる。また、メモリは“925XE”で採用されいている“デュアルチャネルDDR2-533”よりさらに高速な“デュアルチャネルDDR2-667”に対応。データ帯域は最大10.6GB/秒にも上る。
 さらに、FSBとメモリとの同期を最適化するなどしてメモリレイテンシを最小限に抑える“QuickSync”機能、ハイパースレッディングのメモリアクセスパターンも想定したインテリジェントなデータプリフェッチエンジンである“DASP 3.0(Dynamic Adaptive Specurative Processor)”といった高速化機能も投入されている。PCI Expressのコントローラは、すべてノースブリッジ側に内蔵。ビデオカード用に16レーン(nVIDIA SLI構成時は8レーン×2)、周辺機器接続用に4レーン(1レーン×3)を用意する。
 サウスブリッジとなる“MCP”は、“SPP”と“HyperTransport”で接続される。2チャネルのUltra ATA/133インターフェイスに加えて、4ポートの3Gbps転送対応のシリアルATAIIインターフェイスをサポートし、Ultra ATA/シリアルATA両方に対応するRAID機能“nVIDIA Media Shield”を搭載。“ハードウェアFirewall”(nVIDIA ActiveArmor)機能をもつギガビットイーサネットコントローラも内蔵している。


nForce 4 SLI Intel EditionとIntel 925XEの仕様比較

nForce 4 SLI Intel Edition Intel 925XE/ICH6R
FSB 1066/800/533/400MHz 1066/800MHz
サポートメモリ DDR2-667/533/400 DDR2-533/400
最大メモリ搭載容量 16GB 4GB
PCI Expressサポート 20レーン 20レーン
NVIDIA SLI対応 ×
チップセット間バス HyperTransport DMI
シリアルATA 4ポート/3Gbps 4ポート/1.5Gbps
TCQ&NCQサポート TCQ、NCQ NCQ
パラレルATA Ultra ATA/133、2チャンネル Ultra ATA/100、1チャンネル
RAID機能 パラレルATA/シリアルATA両対応 RAID 0/1/0+1/5 シリアルATAのみ RAID 0/1/0+1/MatrixRAID
USB2.0サポート 10ポート 8ポート
内蔵LAN 1000BASE-T 100BASE-TX
オーディオ AC'97 2.3(デュアルAC-Link) HD Audio

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