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カノープス、外付けWチューナー&W録画対応のTVチューナーカードフラッグシップモデル『MTVX-WHF』を5月下旬に発売

2005年04月06日 18時34分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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TVチューナーカードのフラッグシップモデル『MTVX-WHF』
Wチューナー&2系統同時録画に対応するTVチューナーカードのフラッグシップモデル『MTVX-WHF』

カノープス(株)は6日、東京・日本橋のカノープスビデオサロンで記者説明会を開催し、外付けのWチューナーユニットと2系統同時録画(ハードウェアMPEGエンコード/画質補正)を実現するPCIスロット用TVチューナーカードのフラッグシップモデル『MTVX-WHF』を5月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は4万9800円。同時に、2004年1月に発表した『MTVX2004』に録画・編集ソフトの最新版『FEATHER2005 V2』を2ライセンス分添付した低価格パッケージ『MTVX2005HF』(2005台限定販売)と、MTVX-WHFに付属する『FEATHER2005 V2』にオプションのCMシーン検出やEPG拡張キット、CDDB連携キットをセットにしたソフトウェアパッケージ『FEATHER2005 V2 Premium Edition』をそれぞれ4月下旬に発売することも発表した。価格はどちらもオープンプライスで、予想実売価格はMTVX2005HFは2万3800円、FEATHER2005 V2 PEは9800円。



中田 潤氏 カナダViXS Systems社のワールドワイドセールス バイスプレジデントのペリー・シャペル氏ら
執行役員でカノープスユニテックカンパニー常務の中田 潤氏カナダViXS Systems社のワールドワイドセールス バイスプレジデントのペリー・シャペル氏(左)とマクニカのプロダクトセールス3部の中田義也氏

発表会には、執行役員でカノープスユニテックカンパニー常務の中田 潤氏、MTVX-WHFが採用した1チップで2系統入力・録画を実現するハードウェアMPEGエンコーダー『Xcode II L』の開発元であるカナダViXS Systems(ヴィクシス・システムズ)社のワールドワイドセールス バイスプレジデントのペリー・シャペル(Perry Chappell)氏、ViXS Systemsの日本代理店である(株)マクニカのプロダクトセールス3部の中田義也氏らが出席し、製品の特徴や概要を説明した。

高画質化回路をサブボードに搭載したMTVX-WHF高画質化回路をサブボードに搭載したMTVX-WHF

中田氏はMTVX-WHFを「カノープスが自信を持って送り出せるフラッグシップモデル」と紹介した上で、その特徴を次のようにまとめた。

  • MPEGエンコーダーに“Xcode II Lプロセッサー”を採用
  • ソニー(株)の高画質・高音質な“スプリットキャリアチューナー”2基を採用
  • 日本電気(株)のゴーストリデューサーを2基搭載
  • 松下電器産業(株)の高画質化チップを4基搭載し、3Dノイズリダクションと3D Y/C分離を同時に2系統で使用可能。さらにコンポーネント入力対応の10bit 3チャンネルADコンバーターを2基、独立したフレームバッファー用DRAMを4画面分搭載
  • ノイズの多いパソコンケースからチューナー部分を分離して外部ユニットに搭載。アンテナ入力は画質劣化の起こりやすいパッシブ分配器を内蔵せずに2系統入力端子を備え、ユーザー自身が納得するブースター(アクティブ分配器)を利用できる
  • CMをスキップしての視聴や簡易編集機能(通称“楽編”)を備える映像管理ソフトの最新版『FEATHER2005 V2』を添付。新たに楽編の2画面表示(2画面のハードウェアオーバーレイ表示)に対応

現在視聴中の番組や手動で録画開始した番組の情報も閲覧・管理が可能になった 電子番組表は3/4/6列表示が可能
電子番組表をローカルに保存することで、現在視聴中の番組や手動で録画開始した番組の情報も閲覧・管理が可能になった電子番組表は3/4/6列表示に切り替えられるほか、チャンネル別だけでなくカテゴリー別に番組の一覧・検索が可能

Xcode II Lプロセッサーは、1チップで2ストリームの同時エンコードに対応するほか、ビットレートの高低に関わらず画質が優れている点、YUV⇒MPEG-2のオフラインエンコード機能(トランスコード)やエンコード動作中にビットレートの設定変更が可能(ただし、現時点でMTVX-WHFではこの機能を利用していない)で、将来のワイヤレスネットワークソリューションにも有効、などの理由から採用を決めたという。

ソニーのスプリットキャリアチューナーは、画像と音声の信号を独立回路で分離して取り込めるのが特徴。ソニーとカノープスの開発陣が協力して、画質向上に向けたチューンナップを行なっている。

FEATHER2005 V2の楽編機能では、録画済み映像の再生中にリモコンでCMシーンなど早送り/巻き戻し操作を行なった際に、その操作したポイント(時間/フレーム単位、“スキップポイント”と呼称)を自動的に記憶し、2度目以降の再生では自動的に早送りした部分をとばして再生できるというもの。この操作では、ユーザーの操作ミス(送り過ぎて戻した)を配慮して、再生ボタンを押してから3秒程度待ち次の操作が行なわれない場合にそのポイントを記憶するように設計されている。また、リモコンだけでなくマウス操作でもスキップポイントの設定・変更が可能。ここで設定したスキップポイントを、別売の画像編集ソフト『超編 Ultra Edit』のイン/アウト点として書き出すエクスポート機能も備えている。

CM部分をスキップする操作を自動的に記録する“スキップポイント”機能
CM部分をスキップする操作を自動的に記録する“スキップポイント”機能。赤い部分が再生中、グレーの部分がスキップ(早送り)した場所で、それぞれの点を自動的に記録してくれる

このほか、オプション(各1050円のダウンロード販売)で

  • CM自動検出キット
  • EPG拡張キット
  • CDDB連携キット

の3つの機能拡張モジュールを用意。CM自動検出キットでは、独自のアルゴリズムで「90%以上の確率でCM部分を自動検出できる」(カノープス担当者)という。EPG拡張キットは、インターネット経由で8日先までの電子番組表情報をHDD内に溜め込んでおき、現在視聴している番組や手動で録画開始した映像についても、従来の予約録画と同様に番組情報を含めて管理・視聴できる。CDDBは、FEATHER2005のCDリッピング機能でパソコンに取り込んだ音楽CDのレーベル/楽曲情報をインターネット経由で取得するもの。

なお説明会後に記者から、「複数枚のMTVX-WHFを装着すれば、4番組や6番組の同時録画が可能か?」との質問には、「現時点で同時に視聴できるのは2番組のみだが、予約録画などの機能は4番組、6番組の管理・利用が可能だ」と答えた。

2005台限定の『MTVX2005HF』のハードウェア
MTVX-WHFと同時に発表された、2005台限定の『MTVX2005HF』のハードウェア(PCIカード)

MTVX-WHFの主な仕様は、TVチューナー部が地上アナログ放送(VHF/UHF/CATV、音声多重/ステレオ放送対応)、ビデオ入力端子はS-Video/コンポジット/コンポーネント変換の7ピンDIN端子×2、オーディオ入力端子は3.5φのステレオミニジャック×2。MPEG-2エンコード時の画像解像度は最大720×480ドット、ビデオビットレートは0.5M~15Mbps(VBR/CBR対応)、25Mbps(Iフレームのみ)。音声圧縮形式はMPEG-1 Audio Layer2(MP2)もしくはリニアPCMで、サンプリング周波数は48kHz、ビットレートは192k~384kbps。カード長は150mm、チューナーユニットのサイズと重量は、幅約165×奥行き22×高さ87mm/300gで、チューナーユニットとPCIカードは付属の専用8ピンケーブル(同軸仕様)2本で接続する。対応OSはWindows XP。

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