西日本電信電話(株)は5日、IPv6に対応したセキュリティー機能やIPv6対応アプリケーションサービスを基本機能として提供する集合住宅向けアクセスサービス“フレッツ・光プレミアム マンションタイプ”の提供を6日に開始すると発表した。同日付けで総務大臣に料金の届け出を行なった。併せて“フレッツ・光プレミアム マンションタイプ”にも“ひかり電話”の提供を5月中旬に開始する。
サービス概要 |
“フレッツ・光プレミアム マンションタイプ”は、加入者光ファイバーとNTT西日本の地域IP網(v6)を利用して、インターネットサービスプロバイダー(ISP)にIPv4で接続する機能とともに、IPv6アドレスを利用した高品位テレビ電話機能とセキュリティー機能を基本機能として提供するアクセスサービス。加入者光ファイバー区間は1Gbpsで、回線速度は上り/下り最大100Mbpsのベストエフォート型となる。プランには、1ユーザーごとの申し込みで8ユーザー以上が見込まれる場合の“プラン1”と、代表者(管理組合など)からの申し込みで16ユーザー以上が見込まれる場合の“プラン2”を提供する。
月額基本料は“プラン1”が3255円(フレッツ・あっと割り引き適用時は2929.5円)、“プラン2”が2730円(同2457円)。“回線終端装置利用料”は月額630円で、LAN配線を利用する場合は月額420円。初期費用は、契約料が840円、工事費が2万1000円。このほかにISP利用料が別途必要。
提供エリアは、大阪府から順次拡大するとしており、“ひかり電話”のエリア展開に先行して、名古屋市/京都市/神戸市/広島市/北九州市/福岡市の一部エリアから拡大するという。
“ひかり電話”のサービスイメージ |
“ひかり電話”の提供は、これまでBフレッツマンションタイプに提供していたサービスと同じものを提供する。提供エリアは、大阪府と、名古屋市/京都市/神戸市/広島市/北九州市/福岡市の一部エリアから順次拡大する。
“阪神タイガース on フレッツ” | “世界遺産” |
同社はまた、“フレッツ・スクウェア”内に、“フレッツ・光プレミアム”“フレッツ・v6アプリ”のユーザー向けブロードバンドサイト“v6ステージ”を開設すると発表した。これは地域IP網(v6)を利用したサービスを体験してもらうためのもので、料金は無料。地域IP網(v6)の特徴を生かし、複数のアングルから撮影した映像を同時に配信する“マルチアングルコンテンツ”や、HDクラスの高精細映像の高品質コンテンツを提供する。配信レートは約6Mbps。マルチアングルコンテンツでは、“阪神タイガース on フレッツ”など4本を、高品位コンテンツでは“世界遺産”など6本を提供する。