Seagate
Seagateから登場した最新の3.5インチHDD「Barracuda7200.8」。 |
Barracuda 7200.8は、Seagateから登場した最新の3.5インチHDDだ。前モデルのBarracuda 7200.7 Plusからさらに記録密度が向上し、プラッタ1枚あたりの容量が133GBに達したのが最大のトピックだ。これまで4枚以上のプラッタが必要だった400GBという大容量を3枚のプラッタで実現しており、製造が軌道に乗ればコスト低下も見込め、400GBという容量もより身近になってくるだろう。
内部転送速度は最大95MB/秒とUltra ATA/100の理論転送速度である100MB/秒に肉薄、サステインド転送速度でも65MB/秒と現行最速レベルとなっている。インターフェイスはシリアルATA版とUltra ATA/100版があり、前者はシリアルATAIIのネイティブコマンドキューイング(NCQ)にも対応する。
残念ながら今回入手できたのは、Ultra ATA/100のモデルだが、ベンチマークテストの結果からは133MBプラッタの実力を垣間見ることができる。WinBench99のDiskTransferRateでは69.8MB/秒と、80GBプラッタモデルから15%、100GBプラッタモデルから8%のアップと優秀な成績。ここまでくるとUltra ATA/100ではインターフェイスはボトルネックとなっている可能性もあり、シリアルATA版の登場が待たれる。一方、高密度化の影響か、Disk Acces Timeは15.2msと遅い。大量データのコピーは高速だが、細かいアクセスが頻出する用途では弱いという結果。もしかしたら体感的には80GBプラッタモデルよりむしろ遅く感じてしまうかもしれない。一般ユースにはいいだろうが、そろそろハイエンドユーザー向けにはより高速な選択肢(10000rpmの製品)もほしいところだ。
ST3400832Aの主なスペック | |
製品名 | ST3400832A |
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容量 | 400GB |
プラッタ/ヘッド数 | 3/6 |
プラッタあたりの容量 | 133GB |
回転速度 | 7200rpm |
平均待ち時間 | 4.16ms |
平均シークタイム | 8ms |
キャッシュ | 8MB |
内部転送速度 | 最大95MB/秒 |
サステインド転送速度 | 最大65MB/秒 |
インターフェイス | UltraATA/100 |
アイドル時消費電力 | 7.2W |
アイドル時騒音レベル | 28dB |
重量 | 635g |