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インテル、エンタープライズ向けのマルチプロセッサー対応64bit XeonとE8500チップセットを発売

2005年03月30日 23時10分更新

文● 編集部

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インテル(株)は30日、エンタープライズプラットフォーム向けの64bitプロセッサー“64ビット インテル Xeon プロセッサ MP(マルチプロセッサ)”5製品と、対応チップセット『インテル E8500 チップセット』を発表した。これらはミッドティアーセグメントのアプリケーションをターゲットとし、“Truland”の開発コード名で呼ばれていたもので、“インテル エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ”(EM64T)、PCI Express、DDR2 400メモリー、“拡張版 Intel SpeedStep テクノロジ”を応用した“デマンド・ベース・スイッチング(DBS)”を付加したのが特徴。現行の“Gallatin”に比べて、業務/科学技術系アプリケーションで最大70%の性能向上が図られているという。

ラインアップは、『64ビット インテル Xeon プロセッサMP 3.33GHz / 8MB L3キャッシュ』、『64ビット インテル Xeon プロセッサMP 3.00GHz / 8MB L3キャッシュ』、『64ビット インテル Xeon プロセッサMP 2.83GHz / 4MB L3キャッシュ』、『64ビット インテル Xeon プロセッサMP 3.66GHz / 1MB L2キャッシュ』、『64ビット インテル Xeon プロセッサMP 3.16GHz / 1MB L2キャッシュ』。価格は、1000個受注時の単価が、順に、39万1350円、20万9880円、12万4760円、10万2080円、7万6530円。同日付けで量産出荷が開始される。

『インテル E8500 チップセット』は、独立した2つのフロントサイドバス(667MHz)を持つチップセットで、2006年第1四半期に投入予定の次期インテル Xeon プロセッサ MPのデュアルコア製品“Paxville(開発コード名)”をサポートするのが特徴。

今回発表したCPU/チップセットを搭載したシステムは、国内では、デル(株)、(株)東芝、日本アイ・ビー・エム(株)、日本電気(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)、日本ユニシス(株)、(株)日立製作所、富士通(株)などのシステムメーカーのほか、(株)エッチ・アイ・ティー、(株)サードウェーブ、(株)テンアートニ、(株)日本コンピューティングシステム、ビジュアルテクノロジー(株)、プロサイド(株)などのチャネル企業が製品化を計画しているという。

同社は併せて、ソフトウェア開発者向けに開発ツールやトレーニング、専門的なアドバイスを提供するプログラム“インテル ソフトウェア・ネットワーク”も発表した。今回の製品も対象となる。

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