西日本電信電話(株)は29日、山間部/離島(島しょ部)/都市部で、有線による接続が困難で見通せる範囲の近距離の拠点間に無線を利用してイントラネット環境を構築するためのソリューション“拠点間無線ソリューション”を4月1日から提供すると発表した。自治体や企業向けに提供する。
“N.prosol:エヌプロソル”のソリューションラインアップ |
“拠点間無線ソリューション”は、山間部や離島(島しょ部)、都市間の拠点間を鉄道や河川が横断する場合など、光ファイバーやADSLなどの有線ネットワークを利用できない部分に無線通信を利用することで、イントラネット環境を構築するサービスで、無線区間のルート設計や伝送品質のシミュレーションから、無線機器、工事、保守までをパッケージ化したのが特徴。伝送距離が24kmまでの“長距離区間タイプ”(2.4GHz帯/最大11Mbps)、8kmまでの“中距離区間タイプ”(18GHz帯/最大156Mbps/無線局免許が必要)、200mまでの“短距離区間タイプ”(50GHz/最大1.25Gbps)の3種類を提供する。
利用イメージ | 接続構成イメージ |
料金は、概算で、長距離区間タイプが90万円から、中距離区間タイプが540万円から、短距離区間タイプが480万円から。同社では、最適ネットワークのトータルソリューションブランド“N.prosol(エヌプロソル)”のラインアップとして提供する。